照明・LED/照明器具・間接照明の基礎知識

電気を使わない光、蓄光(2ページ目)

電気がなくても光る畜光のご紹介です。畜光テープや塗料として、長時間、明るく光り続くものも発売されているようです。停電時にも段差やスイッチの位置がわかるので防災対策にもおすすめです。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

夜中の生活を守る高輝度蓄光


写真2.畜光材を使用したスタンド器具現在、蓄光材は蓄光テープとか蓄光塗料として商品化されています。それらのなかには、高輝度蓄光と言って、ひと昔前に比べると明るく、発光の持続時間も長くなっているものがあります。


写真3.グリーンの光がしばらく続く
ただ、「明るい」と言っても、大雑把で分かりにくいかも知れませんが、満月の輝きの1/20000ほどの明るさをイメージしてみて下さい。ですから、その輝きで周辺の物が見えることはなく、テープなどの蓄光自体が輝いて見える程度の明るさです。


写真4.雲を照らす月の輝き
高輝度蓄光を使ったものは、商品にもよりますが、蛍光灯の光で約20分間も照らされるだけで、一晩中視認できる程度の光を放つそうです。また、このような蓄光材の中には劣化があまりなく、半永久と言った、優れた耐久性をもつものもあり、屋外での使用も可能です。

次の頁では、高輝度蓄光で防災対策についてご紹介しています。
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