FOOD & DESIGN
cooking with the Italian design
FOOD & DESIGN 展の概要
スパイラルホールの広い空間をすべて利用した展示は、さすがイタリアと思わせる。正面突き当たりには以前のガイド記事でも取り上げたクライス&カンパニーの輸入販売しているMinotti Cucineの最先端のイタリアンキッチンが展示されている。
他に家具、テキスタイル、タイル、照明器具などなどイタリアの食に関わるデザイン的にも高度な商品が個々の主張と全体の調和という絶妙なバランスで展示されている。
キッチンのデザインは、住まいの他の部分とは違って、美しさや機能面での付加価値を生み出すにとどまらず、バスルームとともにより豊かなバラエティを創り上げ、そこにコンヴィヴィアリティ(浮かれ気分な)、味覚と心のリラックスというキーワードを導き入れた。
それは一般的には、もてなしや友情を深める儀式のひとつの形態としての調理であり、客間の象徴的な彫塑物としてのキッチンにまで行き着くことになる。(イタリア貿易振興会プレスリリースより引用)
ワークトップもシンクも砂岩系の天然石の無垢板を使っている。まさしく彫刻だ。
(MINOTTI CUCINA SpA)
イタリアのキッチン雑貨には素材の使い方,色の使い方、造形力の楽しさなど私たち日本人やデザイナーが学ぶべきものを数多く提供してくれている。
最近のトレンド・グースネックの混合水栓ZUCCHETTI Isystick(ZUCCHETTI RUBINETTERIA SpA)
シャープなデザインの照明付き押出成型のアルミ棚HANG LUCE(DESALTO)
水切りトレーとサラダスピナー
美しい造形のカトラリー類
ぜひとも青山スパイラルの会場で実物をご覧ください。特にMinottiCucineはショールームが汐留にありますが予約が必要なのでなかなか実物を見る機会がないと思います。クライス&カンパニーのガイド記事「キッチンを超えたキッチン」もご覧ください。
※ この展示会についての詳しい紹介がイタリア貿易振興会の公式サイトにあります。
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