KDCM(キッチンデザイナーズ・クロスミーティング委員会)主催
第2回記念講演会の概要!

講演-2「これからの都市生活」
荒井麻紀子氏

Photo by Koichi Wada
続いて、東京ガス・都市生活研究所の荒井麻紀子主幹研究員から、「これからの都市生活~食空間で何が求められているか~」という講演をおこなっていただきました。
都市生活者のニーズを具体的にとらえるために、様々なアンケート調査や分析を重ねた一部が述べられた。その結果をまとめると次のようになる。今回は時間の関係もあって、30代と50代の上位ニーズの説明となった。

30代
50代
女性
男性 
男女共通
愛されて生きる 
自分を高める
 元気な生活
 感動の生活
仲良く心温まる 
 
楽しい生活
全世代の共通ニーズ
豊かな生活・快適な生活

30代が食空間に求めるもの
・家族との交流、・一緒に家事、・自分の時間と空間、友人との交流
家族の交流
 
 
 
 
自分の充実 
子供の喜ぶ顔
おいしさ 
家族の一体感
食事づくりの
時間と手間の削減 
子供への食育
・約半数のユーザーは平日も休日も料理時間を短縮したい。
・手間を省きたいのは準備や片付けなどの裏方作業。
・揚げる調理は楽しくない。
・よく作るメニューは1番目に炒め物、2番目は肉系の焼き物(生姜焼き、ハンバーグなど)→
ニオイや煙が出ても今後も続けたい料理の希望が強い。
・休日も食卓を囲む「食卓加熱調理」に人気が集まる。
・30代は子供の生活力や五感の育成が大切だと感じている。
・子供の料理では、7割が火の見えるコンロを使いたがっている。
・30代は「ありものの接待」が主流を占めている。

50代が食空間に求めるもの
1:元気な生活(若さの維持)、2:自然を取り入れる(素材を重視する、光と緑の溢れる食空間)、3:日々の目標を持つ(自家菜園)、4:感動の生活(日々のときめき、親しい人との交流→調理でもてなす→調理をワクワクしながら行なう→パフォーマンスとしての調理を楽しみたい)
・夫の調理は夫婦円満に一番貢献する。

■講演内容は、数多くのデータ分析に基づくもので、やはりと思わせることと、へ~ッと感心するキーワードが提示され、新しい時代のキッチンづくりの指針となる内容であった。

(C)Apr.2008 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.