KDCM(キッチンデザイナーズ・クロスミーティング委員会)主催
第2回記念講演会の概要!

講演-3「日本のキッチン現在と未来」
駒田由紀氏

Photo by Koichi Wada
休憩時間のあと、三人目の講演は、おしどり設計事務所として住宅設計依頼が殺到している駒田建築設計事務所の駒田由香氏に「日本のキッチン現在と未来」というテーマでお願いしました。
彼女は九州大学建築科を卒業後、東陶機器(現・TOTO株式会社)でシステムキッチンの開発に携わった経歴を持つ。
東船橋の家、北斜め窓の家、草津の家、COHINATA、篠崎の家などの事例紹介と、各住宅のキッチンデザインの基本コンセプトを詳しく説明していただけた。
キッチンの未来では、TOTO通信2005年秋号の記事となったマンションリフォームの新しい考え方の事例を元に、近未来のキッチン像を語っていただいた。

■数多くの現場事例を元にした、キッチン未来像への新しい提案はなかなか面白い内容であった。


講演-4「日本のキッチン 未来への切り口」
パトリス・ジュリアン氏

Photo by Koichi Wada
まず始めに、ルクルーゼのブランディングの話しから・・・日本では「重い」「高い」「使い道がない」から売れない・・・と言われ続けてきたが、これを逆手にとって、「なぜ重いのか」・・・フレンチオーブンの使われ方を再確認する。「なぜ高いのか」・・・親子三代70年以上にわたって使いこなす鋳物ホーローの鍋こそ、日々のコストで換算すれば如何に安くロハスな調理道具かを知らしめる。「使い道がない」といわれたルクルーゼを使って1993年「お鍋でフランス料理を」という本を出版した。このプロデュースによってルクルーゼは日本の家庭料理の道具として認知されるようになった。今では料理に関心のある家庭には必ずと言っていいくらいルクルーゼがある。
この延長線上に東京ガスからオファーのあったガスクックトップの新製品「プラスdo」がある。今まで魚焼きとしてしか理解されなかったグリルにダッチオーブンを装着させ、煮込み料理やピザが作れる小型オーブン機能を持たせることによって新しい価値が生まれた。

Photo by Koichi Wada
どうも日本人は、キッチンを固くまじめに考えすぎている。遊び感覚で作られたケータイ、ゲーム、マンガ、カメラなどは世界のトップクラスにある。もっと楽しみながらキッチンデザインを考えたい。

■とにかく引き込まれる、音と映像を駆使したプレゼンテーションのすばらしさは、パワーポイントでマンネリ化したプレゼンテーションを見慣れた我々に大いに刺激となった。またとにかくもっと楽しみながらキッチンデザインを考えようという提案は、すばらしく参加者一同メからウロコの講演内容だった。
■講演会の最後は 、KDCMメンバー StudioKazの和田氏から、KDCMのこれまでの活動報告と、今後の活動へ向けて参加された皆様のより一層のご協力をお願いした。


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