KDCM(キッチンデザイナーズ・クロスミーティング委員会)主催
第2回記念講演会の概要!

基調講演「日本のキッチン 過去と未来」
曽根真佐子氏

Photo by Koichi Wada
基調講演はGKデザイン、GK道具学研究所、文化女子大教授などを歴任された、キッチンデザイン業界の大先輩でもある曽根真佐子さんにお願いしました。
1959年のナスのステンレス流し台のデザインから始まって、1961年のキッコーマンの醤油瓶デザインなどロングライフデザインを通じて、クロワッサンの鍋シリーズデザインに至るインダストリアルデザイナーとしての想いを語っていただきました。

◇デザイン発想の道筋と「もの」の呼び方 。キッチンデザインの主点をどこに置くかが課題である。

 
 
 製品価値
 
 交換価値
 
生活価値 
 
 
道具 
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製品 
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 商品
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道具 
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ごみ
発想 
 
生産・出荷
 
流通・販売
 
使用・生活 
 
廃棄
 
 
作り手主導
 
 売り手主導
 
使い手主導 
 
環境主導
 
 
 製品学
 
商品学
 
考現学・生活学・道具学 
 
建築学

◇生活研究から見えてきた台所の姿は大きく変化をしてきた。
・台所は千差万別、・ウェット型からドライ型へ、・手を使わなくなった、・道具の使い方や意味の伝承がなくなった、・道具が氾濫している、・加減がなくなった、・汚せなくなった、・備蓄がなくなった、・食の習慣がなくなった、・地方や国の地域文化が見えなくなった。

◇台所を成立させている要素のすべてを理解し相互関係を捉えることから、キッチンデザインは成立する。

経済・流通
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気候・地域
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集住・近隣
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生産・収入
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台所
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住居・家族
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 暮らし・食事
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文明・思想
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世代・主体

若いキッチンデザイナーたちは、地域差、家族差、個人差など使い手の全てが違うことを念頭において、本当に使いやすいキッチンを考えてほしい。そして、日本から世界に向けて発信できるユニークなキッチンデザインをぜひとも考えてもらいたい。

■キッチンを取り巻く、モノづくりのスタンスが非常に明快になる講演内容であった。

Photo by Koichi Wada


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