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家の売り方講座Vol.4 自宅の価値を上げるには・・・(2ページ目)

「家の手入れ」に話をしぼって、家の価値を上げる方法を考えました。1.耐震性を高める2.外装が家の寿命を決める3.水分、湿気対策が肝心かなめ4.収納力はアイデア次第5.庭造りは芸術です

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

3.水分、湿気対策が肝心かなめ
家の内側で行う湿気対策も重要です。まず、家の中で水漏れや結露を起している場所はありませんか。カビや水のシミ跡を見つけたら、かならず点検してください。

■サッシまわりのシミ跡
■便器のまわりのシミ跡
■洗面台、洗濯機の床まわりのシミ
■押入れの奥のカビ
■浴室まわりの漏水や結露

湿気対策は多くは水の問題ですが、通気の問題であることもあります。特に外気に面する壁面の中の通気は家の寿命に大きな影響を持っています。外壁の通気層の他に、床下の通気、屋根下地の通気なども、中古の家を買うときにも、チェックポイントになります。

4.無から収納力を創るアイデア
空間は使わなければ、ただの空間です。壁や床下や天井裏のスペースにうまく収納を作ることで、その家の付加価値が向上することがあります。場合によっては、上手な収納スペースの創出は居室の一部屋分に相当することがあります。

5.庭造りは芸術です
家はイメージで価格が付く商品です。高そうに見えるもう一つのポイントに「庭」があります。庭造りというよりも、今はガーデニングといった方がピンと来るかもしれません。分厚い芝生、ふくよかな常緑樹、それらに調和したエクステリアが、豊かな人生を感じさせます。

以上のことをいっぺんに改善しようとしたり、常に気をつけていることは、普通に仕事を持っている人にはできません。順番に、定期的に改善していきましょう。そのためには、
家の補修計画を作りましょう。たとえば、こんな具合です。



何年目に何を直すのか?その時に同時に手を付けられることは何か?そのための費用は?こうしたことを計画的に実行できる人は、きっと家の価値を高めることができるのでしょう。

ついでにもうひとつ、これらの記録を保管しておきましょう。工事した写真を建築確認関係書類、商品のカタログなどと一緒に保管しておけば、イザと言うときにきっと役立つはずです。関連記事は・・・

「ないとソンする?わが家の記録」(長く暮らせる家づくり)

『サイクル表で工事記事を見極める』(リフォーム)

『築年数で見るリフォームポイント』(リフォームプランナーと家を創る)
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