マンションの売却/マンション売却の基礎知識

中古を買わない5つの理由と売り手の打開策(2ページ目)

売却にあたって気になるのは、新築志向が強い日本では、なかなか中古の流通が活発化しない、ということ。その理由は?打開策はあるの?を探ってみました。

千葉 由里

執筆者:千葉 由里

マンションの買い替え・売却ガイド

売り主の希望があれば、別途費用無しで建物検査

一戸建ての売却で、新しい取り組みが始まっています
「三井のリハウス」を展開する三井不動産販売では、昨年4月から首都圏の仲介物件で「建物プロチェック」 という建物検査サービスを開始しています。対象は専属媒介または専属専任媒介契約でかつ、築6~20年の木造または軽量鉄骨造の戸建て住宅。専門技術者による屋根、外壁、基礎、シロアリなどの検査を行うとのこと。売り主の希望があった場合にサービスを適用し、費用は同社が負担するというサービスになっています。

購入者としては、プロのチェック済みという安心感があるし、一方で売る側としても、売却後のトラブルを未然に防ぐ有効な手段として活用できる点が大きなメリットといえるでしょう。

売却時に自分で調査会社にお願いしたい場合は?


東京都は、昨年8月に作成した「安心して住宅を売買するためのガイドブック」(冊子380円)で、中古住宅の売買での建物検査の実施を勧めています。検査の種類や一般的な検査項目、費用の目安などを記載しており、検査会社を選ぶ際の参考になるので、売却を検討の際には是非目を通してみては如何でしょうか。ホームページでも公開していますので、気軽にチェックできますよ。 
○安心して住宅を売買するためのガイドブック
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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