日常をエスケープするための空間づくり
潮騒と重なりながら聞こえてくる心地よいジャズの音。都心から1時間の葉山に7月にオープンした隠れ家ホテル「SCAPES(スケープス)」は、「都会の喧騒からエスケープする」がコンセプト。「シャネル銀座ビル」サイン計画や「名古屋ミッドランドスクエア」ファサードデザインを手がけた美澤修氏をアートディレクターに迎え、高感度なオトナたちを満足させる非日常的なラグジュアリー感を演出しています。空の青をテーマに、落ち着いた色合いでまとめられた「サックスブルー」のベッドルーム。潮騒と心地よいクィーンベッドが深い眠りを誘う |
ダークブラウンでまとめられたスイートルームは、住宅のリビングにそのまま応用できそう |
視覚だけでなく耳にも心地よい空間を演出するべく、室内のAVシステムにはデンマークのバング&オルフセンを採用。ともするとインテリア性の統一が損なわれがちなAV機器が、まるで絵画のように部屋の中におさまっているのは、そのスタイリッシュなデザイン性ゆえでしょう。
忙しい日常から一呼吸する場を住まいにも
日常を忘れる、こんな大人のライブラリースペースを住まいにも |
忙しい日常から一呼吸。日常から「エスケープ」する場は、たまにしか行けない遠いリゾートやホテルよりも、本当は日々の住まいの中にこそ欲しいもの。オンとオフ。オフィスと我が家。長時間労働を余儀なくされる社会にあって、メリハリのある凛としたライフスタイルが求められています。都市型リゾートハウス的なライフフスタイルは今後も増えていきそうな気配です。
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