高さはiMac 20インチと同じで画面は24インチ
マルチディスプレイ用として使用する場合に重要なのは、それぞれの画面の位置関係です。「Apple LED Cinema Display」はiMac 20インチの高さとほぼ同じですので、iMacの拡張デスクトップ用としてもピッタリフィットすると思います。
sRGBを十分カバーする広い色空間
Mac OS Xに付属の「ColorSync ユーティリティ」により、sRGBの色空間と、LED Cinema Displayを比較。十分な色空間をサポートしているため、あらゆる映像がクリアで美しく表示されます。ちょっと気になること
「Apple LED Cinema Display」は、もともとMacBookの拡張ディスプレイという扱いで登場しており、マニュアルにもそういった記載が多く見られます。アップルのWebサイトでも、Mac ProとかMac miniなどの製品名は技術仕様のページにようやく登場するくらいで、どうしても「本当に使えるの?」という不安がよぎってしまいます。あと、変換ケーブルの問題もあり、Mini DisplayPort からDVIなどへの各種ディスプレイポートの変換アダプタはアップルなどで購入できますが、VGAやDVIのポートしかないコンピュータから「Apple LED Cinema Display」へ接続するための変換アダプタはありません。
せめて、設置の都合上Macとディスプレイを離したい場合があるので、Mini DisplayPortの延長ケーブルは作ってほしいところです。
新しいMacには迷わず使いたいディスプレイ
LED Cinema Displayは、Mini DisplayPort規格のコネクタを積極的に取り入れたことにより、ディスプレイと本体の接続が非常に容易になっています。このことで、MacBookシリーズのサブディスプレイとして使う場合の頻繁な抜き差しも苦にならなくなるし、複数Macのある環境でディスプレイを使い回す場合なども楽になります。Mini DisplayPortが比較的新しい規格であるため、変換アダプタなどに苦労しますが、やはりMacとの接続性やデザインの相性を考えれば、おすすめのディスプレイといえるでしょう。