最近のショールームをみても、展示されているバスルームはおしゃれで、機能満載で、掃除もしやすくて、もう至れり尽くせり!という感じですよね。でも…予算もあるし、間取りの制限もあるし、「ウチの場合、どれを選べばいいの?いったい何を優先させたらいいの?」と悩む方も多いのでは?そこで、今回は『今流』のバスルーム(システムバス)選びを先輩達のデータを交えながら見ていきましょう。
【記事内データ出典】
【調査1】「2003年度 システムバス・ユニットバスに関するCS調査」経済産業省
【調査2】「注文住宅と住宅設備に関する動向調査 2003」 株式会社リクルート 月刊ハウジング編集室
広さは1~1.25坪が主流
まず、広さからみていきましょう。「広々したオフロがいい!」のは誰もが思うこと。でも、入浴スタイルによってはあまり広さは必要ないかもしれませんし、むやみに広いと冬場は寒くて暖房設備の必要があるかも。【調査2】をみると、バスルームの広さは、0.75坪~1坪未満が12.8%、1坪~1.25坪未満が55.2%、1.25坪~1.5坪未満が24.1%、半数以上の人が1坪~1.25坪タイプを選んでいるようです。もうひとつデータ、【調査1】「使ってみての満足度」という項目をみると、0.75坪、1坪、1.25坪、1.5坪タイプのうち、1.25坪タイプ(1620型 内法1600~1620×2000~2100mm)が満足度が高くなっています。1.25坪であれば、子供と一緒に入ることも可能ですし、出窓などを設ければかなり広く感じることができるので、一般的な家庭ではこの広さが妥当ということでしょうか。
バスルームの広さが違うことによって差が出るのは主に洗い場。シャワーをよく使うとか、子供や高齢者と一緒に入ることが多い場合などは、洗い場は広めにしておきたいものです。家族構成、入浴スタイルを検討してプランニングするようにしましょう。
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平均金額は95.2万円
では、どのくらいバスルームにお金をかけているのでしょうか?【調査2】のデータを見てみると、購入金額の平均は95.2万円。ただし、数字にはずいぶんバラツキがあって、50~75万円未満が17.8%、75~100万円未満が10.2%、100~150万円未満が16.5%、150~200万円未満が6.7%となっています。ちなみに、住宅の総建築費に照らし合わせてみると、3000~3500万円かけている人のバスルーム購入平均金額は93万円。3500~4000万円かけている人は110.5万円、4000~4500万円の人125.6万円という数字。つまり、総建築費の2.6%~3%ぐらいがバスルーム購入費ということ。3%以上バスルームにかけると、ちょっと『こだわり派』ということかもしれませんよ。(※工事費などは別途)
次に、バスルームに設置したアイテムは何かを見ていきましょう。手すり、浴室暖房乾燥機…はどのくらいの人が取り入れているのでしょうか?