ゆっくり、のんびり、寛げる。そんな空間にしたい。 |
お風呂に対する不満の代表格と言えば、やっぱり「カビ」。トステムが行ったアンケートでも、浴室に対する不満トップは「カビが生えやすい」という答えだとか。また、掃除を面倒に感じるトップは「排水口」だそうです。今回は、そんなお風呂に関する「みんなの声」をみていきましょう。
【参考資料/写真協力】 トステム 『現代家庭の「お風呂場事情」』 (調査概要/インターネット調査 関東在住の既婚男女 回収サンプル746 2004年7月21日~28日実施)
カビが生えなくて、掃除がしやすい浴室が理想!?
アンケートによると、現状の浴室の不満点のトップは前述の通り「カビが生えやすい」。以下、「鏡が曇る」「湿気がこもる」「浴槽が小さい」「タイルの目地が汚れやすい」「天井の掃除がしづらい」「洗い場が狭い」「換気扇の掃除が大変」「浴室が寒い」「お湯が冷めやすい」などの不満が続いています。やはり「カビが生えにくいこと」と「掃除がしやすいこと」は、多くの人が持つバスルームへの要望と言うことがわかりますよね。そんなユーザーの声に応えるように、メーカー各社からは、さまざまな性能や機能を持たせた商品が提案されています。価格やプラン、デザインはもちろんですが、カビに対する配慮や掃除がしやすいかどうかもシステムバス選びの新しい基準といえるのかもしれません。カビ対策や掃除のしやすさからみるシステムバスの最近の傾向をみてみると…
■乾きやすく、掃除のしやすい床材
床材の形状の工夫はいろいろ。 |
■排水口やヘアキャッチャー、浴槽、壁材の素材や表面加工、形状、目地部分の工夫
目地の工夫もチェック。 |
■浴室換気乾燥機にも細かな機能が・・・
カビの発生や臭いを抑える換気乾燥暖房機付きのシステムバスも。 |
このように、最近のシステムバスは細かい工夫が多いので、ショールームで説明を受けながらチェックする方が効率もいいでしょう。現状の「使いづらさ」を思い出しながら、自分にとって使い勝手のよい機能を選びたいものです。その機能や性能によって価格の変動はどのくらいか、デザインの制約があるのか、なども確認しておきたいものです。
次ページではお風呂掃除と浴室に欲しいモノの調査結果をご紹介します。