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洗浄方式が特徴 トイレ新機能チェック!

トイレの進化が続いています。新しい機能が搭載され、ますます使いやすくなってきているようです。洗浄方式に特徴があるようですが、さて、どんな新しい機能なのでしょうか。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

トイレの進化は続いています。新しい機能が搭載され、ますます使いやすくなってきています。特に洗浄機能に関しては、チェックしておきたいポイント。今回はINAXとTOTOの新機能、新商品でみてみましょう。

大洗浄水が6リットルの節水タイプ

超節水6リットル洗浄『eco6(エコシックス)』のトイレラインアップ INAX
「普段の生活の中で、どのような水の使い方をしていますか?」という質問に対して、8割強の主婦がなんらかの節水を実施していると答えています(主婦300人 意識調査 2005年INAX調べ)。「洗顔や歯磨きの最中には水を流しっぱなしにしない」「お風呂の残り湯を洗濯に使う」「お米のとぎ汁を植木の水遣りに使う」・・・これらはもう、当たり前のことですよね。でも実は、家庭内の水の使用量はトイレが全体の約3割を占めているとか(2002年 東京都水道局調べ)。トイレにおける節水、これはとても重要な問題です。

そんな中、INAXからは、わずか6リットルで強力洗浄、節水とCO2削減を実現したトイレが発売されます。旧来型便器(1989~2001年発売品、大洗浄13リットル)に比べると、洗浄水量は約40%。2日で浴槽1杯分(180リットル/杯で計算)以上の節水効果を発揮するため、年間約12,000円の節約(4人[男女2人づつ]家族で「大1回/人・日、小3回/人・日」使用した場合。上下水道料金[税込]265円/立方メートルで計算)が可能とか。一台あたり年間約27kgものCO2を削減することができるので、地球温暖化防止にも貢献できるといいます。また、サイホン式で大洗浄6リットルは日本で始めてだそうです。

トイレ洗浄のテクノロジー 高い水位設定で水の勢いをアップさせる INAX
強力洗浄のポイントは、タンク内の水位を高く設定することで、落差を大きくし、水の勢いをアップ、新開発の節水カップで水量を制御すること。そして、独自の「ディストリビューター(分配)方式」で水の流れをコントロール。タンクの水の勢いを弱めることなく便器に吐出。また、便器底のゼット口(こう)からの洗浄水をなくし、上から100%流す強力な洗浄によって、6リットルでも便器内の汚れを洗い流すことができるというわけです。

この『eco6(エコシックス)』は、タンクレストイレ『サティス』、サイホン便器『アメージュ』シリーズ、収納一体型便器『Pita(ピタ)』などさまざまなタイプの便器に展開するとか。なんと言っても、価格が据置というのがウレシイですよね。

■『eco6』トイレ メーカー希望小売価格(消費税込、施工費別途。価格は従来と据置)
『サティス』 220,500円/台~
『サティスアステオ』 210,000円/台~
『Pita(ピタ)』 236,250円/台~
『アメージュVシャワートイレ』 187,950円/台~
『アメージュCシャワートイレ』 151,200円/台~
『アメージュV便器』 79,800円/台~
『アメージュC便器』 68,775円/台~

【詳細情報】
INAX

次ページでは、新しい洗浄方式を取り入れた普及価格の便器をみていきます。
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