マンション物件選びのポイント/マンションの性能・耐久性

全ての人が使いやすい建物とは?(2ページ目)

全ての人が使いやすい建物とはどんな建物をいうのでしょうか。それは高齢者や身体障害者の方がより安心して使える配慮のある建物のこと。集合住宅でも取り入れられているその配慮について考えてみましょう。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

あなたのマンションは使いやすい? やさしさ度チェック

全ての人が使いやすい建物の例をいくつか具体的に挙げます。あなたが今住んでいるマンションではどのくらい取り入れられていますか? 早速チェックしてみましょう。

□多くの人が通る廊下の幅は120cm以上ありますか?
□駐車場や道路から建物へは階段を使わず(段差が無い、またはスロープがあるなど)アプローチできますか?
□スロープは緩やかな勾配(1/12以下)ですか?
□階段などの必要な場所に手摺がついていますか?
□出入り口は車椅子の人でも開けやすい戸(自動ドアまたは引き戸)がついていますか?
□エレベーターホールやエレベーターのかごの内部は車椅子でも回転できるスペースがありますか?

いかがでしたか? たくさんの項目にチェックがつきましたか? 今は必要を感じなくても、いつかは加齢によりこのような配慮が必要になるときがきます。マンション選びのときにもぜひ参考にしてください。建物自体にバリアフリーの工夫がしてあり、その上で住民がお互いに助け合い、お互いに理解しあって初めて、全ての人がより快適に過ごせる共同住宅になるといえるでしょう。そのような環境づくりもとても大切なことといえますね。

***お知らせ***
住まいの性能・安全では、月2回、最新記事のお知らせやコラムの載っているメールマガジン(無料)を配信中です。申し込みはこちらからどうぞ。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます