阪神淡路では水道90日、ガス84日、電気7日
非常用の生活必需品は、最低でも2~3日分、高層マンションに住んでいる場合は一週間分は準備しておきたい。 |
地域によってはもっと早く復興したところもあるようですが、最長でこのくらいかかる可能性もあるということは知っておいてよいでしょう。
ライフラインが止まっても…2~3日分の準備を
ライフラインが止まったときのために、せめて地震発生から数日間は自分でしのげるよう、非常食も含め、普段から生活必需品を備えておくことが大切です。
生活必需品の内容は、各家庭によって異なります。赤ちゃんのいる家庭、高齢者のいる家庭、時にはコンタクトレンズ洗浄液などが必需品に入ってくる家庭もあるでしょう。食料品は普段食べ慣れているものも用意できればベターです。例えば乾パンなどは歯の弱いお年寄りにはむかないかもしれません。
特に高層マンションでは、エレベーターが止まったときの荷物の持ち運びを考えて、多めに備えておくことをおススメします。
給水拠点を知っておこう
阪神淡路大震災では水道の(完全)復旧に時間がかかりました。例えば東京都では、大地震の発生で断水になったときでも、公園などの地下に設置された応急給水槽や給水所などの給水拠点で応急給水を受けることができ、インターネットでその場所を公開しています。普段からいざというときの給水ポイントを確認しておくようにしましょう。なんといっても地震直後に役に立つのは汲み置きした水。トイレの排水などに役立つお風呂の残り湯はとっておきましょう。またポリタンクに汲み置きした水は3日程度なら飲料水として使用が可能とのことです(口はしっかり閉め、直射日光を避ける)。
このように、地震対策はハード面(建物)、ソフト面(備え)の両方から、日ごろよりしっかり準備しておくよう心がけたいですね。
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