マンション物件選びのポイント/マンションの構造・耐震性

火災に強いマンションの条件(3ページ目)

9月1日は防災の日。水害、火災、地震などを想定した防災訓練が各地で行われます。今回は「火災に強いマンション」の条件をまとめました。今お住まいのマンションと照らし合わせてチェックしてみてください。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

火災警報器はついていますか

ホームセンターの住宅用火災警報器売り場。
ホームセンターの住宅用火災警報器売り場。数千円/個程度。電池の種類によって値段が異なる。
火災が発生したときには、なるべく早くそれを感知し、住んでいる人に知らせる火災警報器が重要な役割を果たします。特に就寝中の火災は気がつくのが遅れがちになります。火災による死者が多い時間帯は夜間に集中しています。

2004年より住宅用火災警報器の設置は義務となりました。それ以降に建てられたマンションには設置されていると思いますが、それ以前のマンションに住んでいる方で、警報器の設置がない場合は、すぐに設置するようにしてください。設置場所は各居室、台所、階段となっています。

住宅用火災警報器は電池式のものは配線が不要で、ホームセンターなどで入手し、自分で簡単につけることができます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【関連記事】自分でつけてみよう!住宅用火災警報器

火災時の避難方法を確認しよう

マンションで火災が発生したらどうやって逃げればいい? ぜひ防災の日にご家族で確認してください。一般的には共用廊下から階段を使って地上に避難する方法、バルコニーの避難ハッチを伝って地上に降りる方法があります。火災がどの部分で起きているかによって逃げるルートは変わりますが、その2つの方法をそれぞれ確認しておけば良いでしょう。

バルコニー側で避難する時は、バルコニーの隔て板を破って移動するケースも多いので、どの住戸のバルコニーに避難ハッチがついているか確認しておきましょう。

【関連記事】
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自分でつけてみよう!住宅用火災警報器
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