マンションで暮らすなら共用部を通らないと外に行けません。共用部の安全性も確認して。 |
今回はそのマンションの共用部分のバリアフリー度をチェックするためのチェックリストを作成しました(→P2へ)。これからマンションの購入を検討している方やすでにお住まいの方も、将来的に長く住める仕様になっているかぜひチェックしてみてください。
共用部分のバリアフリー、何のために必要?
どんな状態の時でも外に出やすいこと、ベビーカーが使いやすいこと。とても大事なことです。 |
外廊下、共用階段、エントランスホール、エレベーター、エレベーターホールといったマンションの共用部は、自宅から外に出ようと思ったら「必ず通る場所」。今は不自由していなくても、これから万が一ケガをするかもしれないし、また子どもが生まれる、年を取るといったライフステージの変化も訪れるはずです。そんなときに困らないためにも、ベビーカーや松葉杖、車イスなどでも使いやすい造りかどうかチェックしておきましょう。
ポイント-1:安全に移動できること
前面道路からエントランスホールまでなだらかなスロープが付いている例。 |
■エレベーターがあること
■共用階段、共用廊下に手すりがあること
■階段の勾配が緩やかであること
■段差のある部分に手すりやスロープがあること
■外廊下や外階段に落下防止の手すりがついていること
以上のことは、玄関を一歩出て道路に至るまでの間に、お年寄りから小さな子どもまでどんな人でも安全に移動できるために求められる配慮だといえます。
ポイント-2:介助がしやすいこと
外廊下の幅がゆったりしていれば車いすの介助がしやすくベビーカーでも安心。 |
■共用廊下、共用階段の幅を広く取っていること
■エレベーターやエレベーターホールのスペースが広く取ってあること
例えばエレベーターホールはベビーカーや車イスでも回転できるくらい、1.5メートル×1.5メートルくらいの広さがあると良い、とされています。
これから購入しようと考えているマンション、または今お住まいのマンションは該当していましたか?もしほぼ当てはまっていたら、長い間安心して住めるマンションだ、という目安になります。
それでは次のページで共用部分のバリアフリー度チェックリストを載せますのでぜひ活用してみてください。