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「Windows 7でも大丈夫?」ユーザーの疑問に答える

Microsoft社から、次期OS(基本ソフト)であるWindows 7の年内発売が正式に発表されました。現行のVistaは比較的高い性能を必要としましたが、どうなるでしょうか。疑問に答えます。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

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Windows 7は年内発売

MicrosoftのWindows 7公式サイト

MicrosoftのWindows 7公式サイト

次期OS(基本ソフト)であるWindows 7の年内発売が発表されました。国内メーカー製品への本格的な採用は、本年中に順次発表・発売されるであろう、2010年春モデルからになると予想されます。

すでに所有しているパソコンにインストールして使用したいユーザーは、店頭でパッケージ版を購入することになります。今回は、Windows 7の要求スペックなどについて、明らかになっている範囲で解説します。

名前とバージョンの謎

まず、「Windows 7」という名前です。開発元のMicrosoft社によれば、「クライアント向けWindowsとしては7番目」ということを意味するとのこと。クライアント向けとは、古い方からWindows 1.0/2.0/3.0、3.1/95、98、98SE、Me/2000、XP/Vistaです。

実際には、2000以降のWindowsは、それ以前(Meまで)と外観は似ていますがもともと別系統(Windows NT系)の製品。この話は長くなるので略しますが、2000以降の製品バージョンを見ると以下のようになっています。
  • 2000=バージョン5.0
  • XP  =同 5.1
  • Vista =同 6.0
  • 7  =同 6.1
つまり、Windows 7は実は「Windows 6.1」であり、Vistaの小幅改良版ということ。では、導入の価値はないのでしょうか?

改良点の多いWindows 7

Windows 7は、現行Vistaと比べると改善点が多く、ぜひ使いたくなるOSです。ポイントのみを列挙すると、以下のような点です。
  • 起動や動作がより速く
……起動・終了が速くなるほか、ウインドウ開閉などの動作が軽快になっています。
  • 警告画面が少なく
……アプリケーション起動などの際、ひんぱんにあらわれた警告画面が少なくなり、わずらわしさが軽減されます。
  • タスクバーの改良
……アプリケーションを切り替えるタスクバーのアイコンが大きくなり、サムネイル表示が改良されています。
  • 互換性の高さ
……Vistaとの互換性が高く、XPからVistaへの移行の際のようなトラブルが少なくなります。

Microsoft社が、Vistaに対するユーザーの意見を十分に取り入れて、Windows 7の開発を行ったことが分かります。

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