住宅設計・間取り/住宅設計・間取り関連情報

シリーズ連続講座 間取り編 No.2 ゾーニングをどう考える

家の住み心地は間取りで決まる!その間取りを決める最初のステップ「ゾーニング」。第2回目の今回はゾーニングについて説明します。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


第1回 : 土地の条件
第2回 : ゾーニングをどう考える
第3回 : 無駄のない動線とは?
第4回 : 収納はどう考える?
第5回 : 通風・採光は?
第6回 : 家をたてることとは(まとめ)


 ゾーニングとは、文字通り建物をいくつかのゾーンに分けることです。
住まいのプランニングにとってこのゾーニング作業はとても大切なことです。

住宅の機能は大きく3つに分けることができます。ゾーンもそれに沿って3分割してみましょう。


No.1 リビング・ダイニング ■■■■■■■■

茶の間など家族全員が集まり使うゾーン。これを【パブリックゾーン】と言います。


No.2 家族それぞれの部屋 ■■■■■■■■

夫婦の寝室、子供室、老人室などがそれにあたります。これが【プライベートゾーン】です。


No.3 キッチン etc. ■■■■■■■■

キッチン、ユーティリティ、浴室、トイレなどの生活に必要なサービスを受け持つ部分で、これが【サービスゾーン】になります。




この3つのゾーンが複雑に入り組まないようにすることがゾーニングの基本的な考え方です。




その為には、【パブリックゾーン】を頂点にして【プライベートゾーン】【サービスゾーン】を左右に配した正三角形を考えてみるといいでしょう。

これならそれぞれが独立し、それぞれが等距離で結ばれることになるからです。

なぜ等距離が良いのかは次回3回目の「動線」で詳しく説明しますが、簡単に言うと、動線を整理してシンプルなものにする為です。



限られたスペースの中では、動線を短くとることが住みやすさにつながってきます。



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