カナダ/カナダ基本情報

カナダ旅行の基本情報・日本からのアクセス(2ページ目)

カナダ旅行前に必読。行く前にわかる、行ってから納得。カナダへの行き方、気候、時差、通貨、飲酒ルールなどカナダ旅行に必要な情報を網羅してお伝えします!

執筆者:下村 猛

カナダの気候

「カナダ=寒い」というイメージがありませんか? 確かにカナダは日本に比べて寒い国です。ただし、広い国土のカナダでは地域によって気候が著しく異なります。例えば、冬の平均気温が5度前後の場所もあれば、マイナス30度の場所もあるという具合。出発前に各地の気候を把握して、季節と場所に合わせた相応しい服装を用意しましょう。

■春(3~5月)
バンクーバーでは、梅や桜が咲き始めますが、雨が多く、気温は10度前後。4月まではコートが必要です。

カナディアンロッキーでは雪も降り、気温は氷点下。5月に入ると突如気温が20度を越えるような日もありますが、夜は氷点下ということも珍しくありません。

トロントやナイアガラ、ケベックでも4月までは冬の延長。冬の装いが必要です。5月に入ると春を感じないまま、一気に夏らしくなり、気温が上昇します。

イエローナイフなど極北地方では春はなく、4月と言えど、東京の真冬以上の寒さです。

■夏(6~8月)
バンクーバーでは夏でも爽やかですが、朝晩は20度を割り込むような冷え込みもあります。一枚羽織るものをお忘れなく。

カナディアンロッキーは標高が高く、気候の変化が激しいところです。日中25度以上になることもあれば、朝晩は10度ぐらいまで冷え込むことも。特に観光のメインになるコロンビア大氷原やレイクルイーズは標高2000m近くになるため、観光の際にはフリース程度の上着は持参のこと。

トロント、ナイアガラでは湿度が高く、日本の夏のような不快指数の高い日もあります。「カナダ=涼しい」という図式はこの地方では関係なし。

ケベック、プリンスエドワード島では気温は30度近くになりますが、湿度は低く、過ごしやすい気候です。

イエローナイフでは気温が30度位まで上がる日もありますが、夜は氷点下近くまで冷え込むことがありますので、調節できる重ね着が基本。また、緯度が高いため、日照時間が長く、深夜でも夕方のような明るさです。

■秋(9~11月)
バンクーバーでは、日本より1ヶ月程度早い季節の進み具合と考えましょう。11月は雨季になり、毎日冷たい雨が降ります。

カナディアンロッキーでは朝晩は気温が氷点下になり、10月に入ると一気に冬。雪が降り始めます。

トロント、ナイアガラ、ケベックでは木々が色付き始め、9月下旬から10月初旬が秋本番。紅葉の見ごろの時期になります。1日で寒暖の差が激しく、朝晩の冷え込みが厳しくなりますので、服装は1枚多めに。

イエローナイフでは9月下旬にはすでに冬。10月からは雪が降り始めます。

■冬(12月~2月)
冬のカナダは確かに寒い。ただし、場所によっても寒さの度合いが異なる 写真提供:フェアモントホテル

冬のカナダは確かに寒い。ただし、場所によっても寒さの度合いが異なる 写真提供:フェアモントホテル

バンクーバーでは雪はほとんど降らず、気温も東京より5度程度低めとカナダにしては温暖です。ただし山間部では積雪が多く、近郊の山々も雪化粧をします。

カナディアンロッキーでは冬の寒さは厳しく、気温は常に氷点下。日によっては氷点下30度以下になります。

トロント、ナイアガラでは気温が氷点下になる上、風が強い日が多く、体感気温がさらに低くなります。

ケベックでは積雪が多く、気温も氷点下。十分な防寒の準備をお忘れなく。
イエローナイフやホワイトホースといったオーロラ観賞地では氷点下40度以下になることもあり、日本の防寒着では歯が立ちません。オーロラ観賞ツアーを行う旅行会社では専用の防寒着をレンタルしているので、この利用がおすすめ。
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