注文住宅/トラブル・欠陥住宅・シックハウスを防ぐ対策

保険金を支払う事故No.1は雨漏り・結露

近年、雨漏りや結露などの防水に関わる保証事故が増加しています。これらの防水事故は何が原因で起こっているのでしょうか?その原因がわかれば、きっと保証事故は防げるはずです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

新築後5・6年のうちに発生

来年10月1日から本格的に施行される住宅瑕疵担保履行法関係で、国土交通省は保険法人における現場検査員の育成への概算要求を発表しました。現場検査員は住宅の腐朽問題などをチェックします。

ここ10年間の保証事故発生数の推移をみると、屋根と壁の防水に関わる事故が増えています。事故の多くは新築後5・6年のうちに外壁部分の変色や腐れ、カビの匂い等が見つかります。中には構造用合板が腐っていたという例もあります。


平成19年度は壁の防水
490件,屋根の防水103件,
合わせると全体の約8割を
占めています。
資料:(財)住宅保証機構

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