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木造住宅って何?(2ページ目)

私たち日本人にとって、木は最も身近な建築材料です。しかし近年は壁などに隠れて、内部の木の様子が分かりません。そこで今回は改めて、木造住宅について学んでいきましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


木は乾燥が大事

木は切り倒した直後はたっぷりと水を含んでいます。そして時間が経つにつれてだんだんと乾燥し、大気の温度・湿度に応じた状態になっていきます。
そのプロセスで木は縮んだり、ねじれたりしていきます。乾燥をしていない木(生木)を使うとすると、その縮れやねじれは大きな問題になってしまいます。木と木の接合部分にすき間ができたり、壁の中に隠れた柱がねじれ、壁の表面にひび割れが生じるなど、あとでクレームの対象になることが予想されます。

木材の乾燥は天然乾燥と人工乾燥に分けられます。人工乾燥は早く乾燥させることができるので効率は良いですが、天然乾燥の方がゆっくりと乾燥させますので、もちろん木に与えるダメージは少なくなります。

赤身と白太(しらた)

魚の赤身と白身魚のとは違います!
昔から梁には粘りのあるマツ、柱はまっすぐなスギやヒノキ、土台には耐朽性や防虫性のあるクリ、ヒバ、ヒノキの赤身が使われてきました。
赤身というのは樹木の芯に近い色の濃い部分(心材)です。木は根から盛んに水を吸い上げて葉から蒸散しています。こうした活動をするのは主に白太(辺材)で、樹皮に近い色の薄い部分です。木は成長するにつれて外に向かって大きくなります。白太の部分が新しく育つとともに、芯に近い部分は活動を止め、木を支える骨格のような働きをするようになります。
その時に成分も変化して腐りにくく強度のある赤身になるのです。したがって土台に限らず、家を支える構造材には赤身材が適しているのです。

また、近年は木の強さを均一に、そして扱いやすくしようという傾向にあります。そのため集成材なども柱や梁に使われていますが、問題はありません。

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