目利きが選んだDINKSマンションPart1 前編(3ページ目)

武蔵野タワーズ

＜完成予想図＞三鷹駅北口の複合開発地区に建つ、28・31階建て2棟のタワーマンション。

「武蔵野タワーズ」（野村不動産、三菱地所ほか／全570戸）。三鷹駅に2分。複合開発による大規模なタワーマンションです。スーパー・医療施設・スポーツクラブ・託児室があり、保全緑地の確保、24時間有人管理、ゲストルームなどの共有施設などが高評価につながりました。

しかし、ホテルのスイートルームタイプのモデルルームからは想像もつかなかったのですが、敷地は広いのに角部屋以外ほとんどの住戸のスパンはあまり広くなく、2LDK・3LDKのタイプには窓がまったくない部屋があったり、1LDKは寝室の間口が小さく、柱や梁が大きく露出していたりとバランスが悪く、後に配布された物件パンフレットを見てがっかりしました。標準装備も住戸タイプによって3ランクに分かれ面積が大きいほど充実しています。つまり1LDKはグレードが落ちるということ。

三鷹駅前なので坪単価も高め、間取りよりも駅に近い生活と武蔵野という住環境を重視する方、タワーマンションの良し悪しが分かっている方にお勧めです。

中目黒アトラスタワー

＜完成予想図＞住みたい街ランキングの常連である中目黒駅から徒歩2分、地上45階建て総戸数495戸の超高層タワーマンション。

「中目黒アトラスタワー」（旭化成ホームズ／全495戸）。住みたい街ランキングの常連である中目黒というブランドと駅徒歩2分という立地が合わさった、極めて希少性の高い物件といえるでしょう。よって、拠点性の高さはほぼ満点の評価でした。

官民共同の駅前再開発事業(H23年夏完了予定)の一環で、ショッピング施設、公共施設、保育施設のほかに地権者住戸、UR賃貸住戸が同居しています。建物内に店舗があることで、生活に便利ではありますが、反面、多くの人が出入りするという面では、管理、セキュリティなど良し悪しもありそうです。


次回の後編では、Ｄ’グランセ東川口アイプレシャス～BELISTA(ベリスタ)千住仲町を、ベスト10に入ったマンションの傾向と併せてご紹介します。


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