どんな時間を誰と過ごしたいかで、間取りは決まる
さて、家の中では、誰との時間を大事にしたいですか?自分ひとりの時間、友達を招いて楽しむ時間、それとも最愛の配偶者との時間でしょうか。<家のなかでは誰との時間を一番多く持ちたいですか?>
「夢のマイホーム 夫婦の本音聞かせて?」(アキュラホーム)アンケートより |
<希望の住まいを手に入れた後、その家でしたいことは何ですか?>
「夢のマイホーム 夫婦の本音聞かせて?」(アキュラホーム)アンケートより |
アンケート結果では、夫・妻ともに配偶者と過ごす時間が最も多い結果となりました。また、希望の住まいを手に入れた後、その住まいで何をしたいかという質問にたいして、夫、妻ともに夫婦の団欒が大事だと答えています。
こうした結果は、DINKSにおいては、より顕著だと思われます。だとしたら、間取りの最優先事項は、お互い比較的簡単にコンセンサスは得られそうですね。夫婦の団欒が弾むことを中心に間取りを考えれば、夫も妻もある程度は満足がいくわけですから。
こうした要望にこたえる間取りは、オープンカウンター式キッチンを備えたダイニング・キッチンを中心としたものといえるでしょう。団欒はどんな場で生じるかというと、食事の場です。リビングのソファではありません。食事は料理づくりから始まり、食べ終わっての後片付けまでの時間を含みます。この時間を夫と妻が一番快適に過ごせる空間を核にして間取りを考えることで、夫婦の意見はある程度集約できるはずです。
あとは夫のための書斎コーナーや1日の疲れを癒すお風呂、そうはいってもあこがれのソファ(早晩ベッド代わりに使うことになる)を置くリビングスペースなどを加えていきます。そして、すっきり暮すために必要な収納スペースを抑えれば、だいたい間取りにおける意見の集約は可能かと思われます。
<譲れない住宅スペックは何ですか?>
「夢のマイホーム 夫婦の本音聞かせて?」(アキュラホーム)アンケートより |
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