街からあこがれの田舎へ。

しかし移住実現までの行程には、「決断」しなければならない事柄がいっぱい。あこがれと夢だけではなく、周到な計画と勇気ある判断力が重要です。そこで、ガイドがオススメする快適な田舎暮らし実現のためのステップ術。

今回の決断は「準備・手続きをする」です。

↓決断シリーズ バックナンバー↓
【第1回】田舎暮らし/その決断1 会社を辞める
【第2回】田舎暮らし/その決断2 妻を説得する
【第3回】田舎暮らし/その決断3 家族(子供・親)を説得する
【第4回】田舎暮らし/その決断4 居住地を決める
【第5回】田舎暮らし/その決断5 続/居住地を決める
【第6回】田舎暮らし/その決断6 準備・手続きをする
【第7回】田舎暮らし/その決断7 田舎に住む
【第8回】田舎暮らし/その決断8 郷に入れば郷に従う
【第9回】田舎暮らし/その決断9 起業・就職する
【第10回】田舎暮らし/その決断10 子供の教育を考える

諸手続きをクリアして、スムーズな移住を

さて、移住先が決まったら次は引越し。引越し前には、電話の移転、転居通知・郵便物転送の手配、市区役所への転出届、電気・ガス・水道会社への届出、旧居の掃除など。引越し後は、市区役所への転入届、車庫証明の取得、自動車・バイク登録の変更、運転免許証・パスポートの住所変更など。

こうした事務的手続き以外にも、勤めていた会社での業務の引き継ぎや子供の学校関連、新旧のご近所への挨拶回りなど。人が生活の場を移すには、これだけの準備や手続きが必要なんですね。 意外と細々としたことが多いので、タイムテーブルやチェックリストを作成して進行するのがコツです。

*引越の手続き・手順の詳細はココで>>

田舎はやっぱり軽トラだ!

田舎暮らしの家計簿は欲張らずに、譲歩できる・できない条件を明確にしたプラン作りが大切。生活費はスタート時から余り厳しく設定せず、実現可能な日常経費の目標を決め、それに近づいていけるよう努力する。しかし、ある程度の移住直後の生活費の準備は重要ですね。

現代の田舎暮らしにはマイカーは絶対必需品です。田舎ほど学校やスーパーまで遠くなるのが当然で、そのため送り迎えや買出しのための日常的なガソリン消費量は相当アップしてしまいます。また地域差もありますが、山間部はガソリン代に輸送費等がかかってくるため、高くなるケースが多いようです。
田舎暮らしでのオススメは小回りの利く軽のトラックやバン。維持費が安いし、未鋪装道路を走れるし、大きな荷物が積み込めます。

田舎暮らしを楽しくする道具たち

自然の中での暮らしをバックアップする生活小道具。移住後に、生活に必要の都度コツコツと揃えていくやり方もありますが、田舎で手に入るのは無骨で機能本位の道具が多いし、ホームセンターなどが近くにない場合もあります。

夢を実現した田舎暮らし。本格派には笑われるかもしれませんが、道具にも思い入れいっぱいに準備したいものです。例えば、軽量でカラフルなネコ車(一輪の手押し車)、女性でも軽快に扱える草払い機、プロの気分が味わえる大工工具キット、伸縮の式コンパクトカールホース、充電式ラジオ&ライト、コールマンのランタン・・・。都会にいる間に、専門店でチェックしておきましょう。

本格的にやらないまでも、ガイドの経験上最低これぐらいは揃えたいと考える道具は、菜園用のくわ、かま、フォーク、万能挟みなど。家周辺のメンテナンス用のスコップ、つるはし、ネコ車など。あとは日曜大工用のノコギリ、カンナ、ノミ、カナヅチなどがあると安心でしょう。一方で、道具の数が増えれば管理も大切。これらの道具を整理・格納する物置き小屋が準備できれば理想的です。

新規就農を目指す人のチェックリスト

最後に田舎で農業をやりたい人のための、絶対に外してはいけない準備と手続きを。

*農地に家を建てるには、県知事の宅地への転用許可が必要。売買契約締結後に「農地法第五条の規定による許可申請書」を役場の農業委員会事務局に提出しなければいけません。

*新規就農のための農地取得には「農業委員会」の許可が必要。土地を取得した人が実際にその土地を耕作すると認められ、所定の広さがあり、また居住地と農地が遠くないことなど、いくつかの条件があります。

*現況が山村でも地目は「農地」のことがあり、農地の権利移動制限、小作地所有制限、転用の制限など、いろいろな農地法の規制が適用されるので注意が必要です。

次回は、いよいよ「田舎暮らし・その決断7/田舎に住む」です。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。