田舎暮らしをスタートするには、住まいの確保が絶対条件。手っとり早く公営住宅や農家の空き家などを借りる方法もありますが、入居基準が厳しかったり情報が少なかったりと、クリアしなければならない課題が多いのが実情です。

「100%の田舎暮らしを実現するためには、やっぱり一戸建て。しかし予算は押さえたい」。限りなく予算0円を目指したい人のための、住まいの確保術をご紹介します。

家づくりも楽しめるセルフビルド一戸建て

仲間や家族とワイワイと住まい造りの過程も楽しみたい人には、セルフビルドがお薦めです。通常の住宅コストは半分が人件費といわれていますから、仲間内でやれば半分の金額で済むということになります。一般工事と較べ単純比較で建築費の15~25%のコストダウン。余暇を利用することで施工費の軽減も可能になります。

やはり時間はかかります。100平方メートル内外の住宅を作るためには、短くても1、2年はかかると言われています。しかし自分の家を自分で創りあげることは、新天地で体験する暮らす喜びの第一歩。他の何ものにも較べようがないものです。

住まいの全てが完成していなくても、さっさと入居して暮らし始めましょう。暮らし方は時間が経つと変化していきます。子供の誕生、親との同居、ライフスタイル…完成してしまった住まいでは、将来のリフォームのためのコストや使い勝手などマイナス面が多くなってきます。

セルフビルドの目的は、住宅のコストダウンということもありますが、家造りを体験し楽しむことで我が家への愛着を高めること。そして将来の計画の変化にも自由に対応させること。「造りながら暮らす」。これがセルフビルドの一番のメリットではないでしょうか。

【セルフビルドの種類】
・2×4工法
長所/使用する部材をしぼることでコストダウンが可能。施工方法が分かりやすく一人からでも施工できる。耐火構造が可能。
短所/増改築時の自由度に制約がある。棟上までに時間がかかる。窓や開口部に関して一定の制約を守る必要がある。
・ログハウス
長所/自然素材のため健康に優しい。断熱性、耐久性が高い。湿気の吸排出効果で室内をエア・コントロール。
短所/間取りの自由度が低い。棟上までに時間がかかる。開口部の制限があるため窓が大きく取れない。木が縮みその隙間のほこり掃除に手間がかかる。

【関連サイト紹介】

自分で造りたい人をサポート>>趣味で造るログハウス
自分で造るキットハウス>>キハタトレーディング

全国の町村が提供・支援する一戸建て

あこがれの田舎に住むだけで、融資や奨励金を受けられたり、破格の値段で土地や建物が購入できたり。日本各地の自治体が競って定住者確保のための支援策を実施しています。過疎化が進む田舎も喜び、引越したい移住者にも嬉しい、双方両得の持ち家助成制度。田舎で一戸建てを!と目指す人は要チェックです。

自治体の支援・助成制度は、その地域の内外からの移住・定住を促進し、町村の活性化を図ることを目的としています。町村合併等で既に終了した制度もありますが、2005年度までに実施された住まいに関する支援策は百花繚乱。

・都市生活経験を持つシルバーエイジに、起業支援と宅地取得についての優遇措置。
・農業を目指す若者に、5アールのハウス施設を10年間無償貸与。
・宅地1平方メートルが年間100円で、20年後の無償譲渡。
・移住者が家を新築すると100万円を支給。
・宅地を3年間無償で貸し付け後、家を建てたら土地はタダ。
・15年間家を借りれば、その家が無料でもらえる。
・家を建てれば100万円の補助金、宅地の賃貸料が10年間無料。

知らなきゃ損!不動産支援制度 (2006年1月17日現在)
※期間切れや支援条件等があります。内容についての詳細は各市町村へお問い合わせ下さい。

・宅地100坪をタダで差し上げます。
ふるさと定住促進宅地制度(北海道・浜頓別町)
・オホーツク海のほとり、一坪当たり4,000円から分譲。
小清水で暮らしてみませんか?(北海道・小清水町)
・宅地料金10年間タダ!100万円の住宅建設奨励補助金を交付。
村の取り組み(北海道・西興部村)
・10年以上の定住確約者に30万円。小学生以下の子供が同居、町内建設業者に発注等で項目ごとに30万づつ加算。
宅地取得助成事業(北海道・津別町)
・賃貸料は約一坪あたり50円、15年貸付後に無償で譲渡。
馬籠住宅団地借受者募集(宮城県・本吉町)
・賃貸料一坪当たり月額100円、契約期間20年で自分の土地に。
さつま町優良宅地のご案内(鹿児島県・さつま町)

次は運んで置いて暮らせる一戸建てです。