図書館からみる、本好きが集まる地域のランキング。蔵書数や利用者数、貸出し冊数などのデータによる、“読書大好き”県を紹介します。(図書館数は2008年・蔵書数は2005年の、文科省の社会教育調査からのデータを参考にさせていただきました。)

最も図書館数が多い県は?

画像はイメージです

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・全国の図書館は約3,200館で、人口10万人あたり約2.5館の図書館がある計算になります。
・最も図書館が多いのは山梨県で5.97館。続いて富山県の5.24館、以下長野、島根、鳥取県と地方が上位に入っています。
・最も少ないのが神奈川県の0.94館。その他、愛知県や大阪府など都市部の府県が下位となっています。
・人々が散らばって住み、通勤時間が短い地域で図書館が多い傾向があるようです。そのような地域では、合併された旧自治体にあった図書館が分館として残る傾向があり、これが図書館の件数を増やしていると考えられています。

最も蔵書数が多い県は?

・全国の図書館蔵書数は約3億8000万点以上に達し、一人あたりの蔵書数の全国平均は2.66冊です。
・最も蔵書数が多いのは滋賀県で、1人あたり5.62冊。続いて福井県の4.98冊、以下徳島、富山、山梨県と続いています。
・最も少ないのは神奈川県で1.70冊。京都府、宮城県、熊本県、福岡県が下位を占めています。
・分布データを見ると本州中央部で蔵書数が多くなっています。失業率が低く、生活保護受給世帯が少ないところが蔵書数が多い傾向にあり、経済が安定している地域だからこそ蔵書を増やす予算を捻出できるということなんでしょうか。

最も図書館利用者数の多い県は?

・全国の図書館の利用者数は1億7061万人で、人口100人あたり133.53人(1人あたり年間1.3回利用)。
・最も利用者が多いのが東京都で人口100人あたり年間234.99人(1人あたり2.3回)。2番目に多いのは滋賀県で173.43人。続いて山梨、奈良、石川と続いています。
・最も利用者が少ないのは和歌山県で人口100人あたり66.02人。これは東京の28%にあたります。この他、福島県、大分県、高知県、青森県などが下位となっています。
・調査データによると所得や家賃が高く、農業就業者が少ないところほど図書館利用者が多い傾向があるとのこと。図書館は都市部で頻繁に利用されていると言えそうです。

画像はイメージです

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最も蔵書数が多い滋賀県。図書館利用者数は2位、図書館貸出冊数は1位(1人あたり8.93冊と全国平均の約2倍)となっていて、図書館(読書)が最も充実した地域と言えそうです。

図書館の本を沢山借りる地域ほど睡眠時間が短いという、興味深いデータも上げられています。滋賀県民は寝る時間を削って読書を楽しんでいる!

田舎(地元)の図書館を活用しよう

この30年間で全国の図書館数は約2.5倍、蔵書数は約6倍、利用登録者数は約7倍、貸出冊数は約6倍まで増えているそうです。公共図書館は人々の生活にすっかり溶け込み、今やなくてはならない存在になっているようですね。

その地ならではの郷土史から、全国を繋ぐ情報のネットワークまで。地元の図書館には、その地域や暮らしを元気にする「知」が詰め込まれています。埋もれていた風土や歴史、文化、ユニークな人材など、多彩な地域資源を発掘し活用できるか。快適な田舎暮らし実現のためのポイントになりそうです。

さて、あなたの田舎暮らしの候補地には、素敵な図書館が見つかりましたか?
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