不動産売買の法律・制度/不動産売買の法制度

窓を開ければ……隣家のお部屋!

せっかく買うなら綺麗な夜景が見える部屋!と思っても、現実は窓を開けたらお隣さんの壁や窓しか見えないなんてこともあるでしょう。隣家との間隔について、都市部の住宅実情とそのルールを写真を交えて解説します。(2014年改訂版、初出:2003年7月)

執筆者:平野 雅之


部屋の窓を開けたときに何が見えますか? 海が見える! 山の木々が見える! 自然の風景が広がるのは気持ちの良いものです。都心の部屋だったら綺麗な夜景が見えるのも素敵でしょう。

マンションと密着した一戸建て住宅

マンションと密着した一戸建て住宅もある

しかし、都市部の住宅密集地では窓を開けても隣家の壁しか見えなかったり、隣家の窓と向かい合わせだったり、手を伸ばせば隣家の窓に手が届くことだって少なくありません。

向かい合わせの窓と窓に素敵な男女が……なんてことはドラマの世界。現実にはないことでしょう。絶対にないとは言い切れませんけどね。

それでは、敷地の境界線と建物の位置について法律ではどうなっているのでしょうか? 都市部では仕方がないともいえますが、実際にトラブルの多い敷地境界付近の建築について考えてみましょう。


page2 ≪民法ではこうなっている
page2 ≪建築基準法ではこうなっている
page3 ≪なぜ民法と建築基準法とが異なる?
page3 ≪隣家の密接は悪いことばかりとは限らない!?
page4 ≪未完成物件を購入するときは?
page4 ≪隣地の建築に不満な場合は?
page4 ≪どうしても隣地の建物と接近するのがイヤな場合は?

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