■ ふつうに売却するといくら?
落札の結果を見る前に、各物件ごとの通常の中古市場における成約見込み価額を提示しておきましょう。最後の2物件は 「賃貸中」 であり、賃貸借契約の内容がそのまま引き継がれるもの (いわゆる 「オーナーチェンジ」 )。もちろん、その条件を前提に価額を算出しています。
成約見込み価額 | ||||
2,630万円 | ||||
2,170万円 | ||||
2,600万円 | ||||
1,510万円 | ||||
1,000万円 | ||||
1,430万円 | ||||
790万円 | ||||
1,170万円 | 賃貸中 | |||
1,270万円 | 賃貸中 |
この表で見ると、 「東京23区にしては安過ぎるんじゃないか?」 と思われる人がいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら都心部の物件は含まれていません。都心部では競売になる以前に、任意売却手続きによって処分される物件も多いようですね。
■ それぞれの最低売却価額は?
不動産鑑定士による評価が理論的根拠に基づく価額だとしても、必ずしもそれに則った相場とならないのが中古市場の難しいところ。理論値よりも高く売れる物件やエリアもあれば、その逆も存在します。不動産鑑定士による評価時点と競売実施時点とのタイムラグも少しは影響していることでしょう。
成約見込み価額(再掲) | 成約見込み価額(%) | ||
2,630万円 | 2,040万円 | ||
2,170万円 | 1,050万円 | ||
2,600万円 | 1,530万円 | ||
1,510万円 | 1,120万円 | ||
1,000万円 | 820万円 | ||
1,430万円 | 1,150万円 | ||
790万円 | 580万円 | ||
1,170万円 | 630万円 | ||
1,270万円 | 940万円 |
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