両替で言っておきたいひとこと
ATMは英語でもATM |
「両替する」にはchangeという動詞を使い、現金の場合、窓口でお金を出しながら、こんな風に頼みます。
Can I change this into US dollars?
(キャナイチェインヂディスィントゥユーエスダラーズ/これをアメリカドルに両替できますか?)
クレジットカードで現地の通貨を手に入れるには、ATMを使うか、または窓口でこんなふうに言えば大丈夫。
Can I have 100 dollars with this credit card?
(キャナイハヴワンハンドレドダラーズウィズディスクレディカード/このクレジットカードで100ドルもらえますか?)
両替時は小銭を混ぜてもらいましょう
ここで大事なのは、いくらかchange(小銭)を混ぜてもらうこと。タクシーに乗ったり売店で飲み物を買ったりしたときに、高額紙幣だとおつりがない…!なんていうこともあるからです。お金をもらう前に、窓口でCan I have some small change?(小銭をもらえますか?)と言ってみてください。ちなみに「硬貨」はcoinでOKですが、「お札」はアメリカではbill、イギリスではnoteとなります。
英語では「おつり」のこともchangeと言います。だから、タクシーに乗って「おつりをください」はCan I have change?または「おつりを取っておいてください」はPlease keep the change.となります。このchangeという語は旅行中結構頻繁に使うことになるので、ぜひ覚えておいてください。
では次に、お金の数え方です。「見ればわかる!」と思っている人が多いかもしれませんが、$5や$10ならばともかく、$10.25といった金額を何と読めばいいか、意外と迷ってしまうのでは?
$10.25を英語で言える?
1ペンスではなく1ペニー |
まず、アメリカを例にとって見ると、dollar(ドル)とcent(セント)という2つの単位があり、1 dollar = 100 centsです。coin(硬貨)には例えばこんなものがあります。
1 quarter(25セント硬貨)
1 dime(10セント硬貨)
1 nickel(5セント硬貨)
1 penny(1セント硬貨)
このほかhalf dollar(50セント硬貨)、1 dollar(1ドル硬貨)などもありますが、とりあえず上記が最もよく使われるものです。これを元に考えると、$10.25は、例えばこんな風に言うことができます。
ten dollars and twenty -five cents
ten dollars, twenty -five
ten, twenty -five
ten and quarter
アメリカのお店で買い物をするとき、ten, twenty-fiveのように言うのが一般的でしょう。この言い方はヨーロッパの通貨などで使うこともでき、例えばeuro(ユーロ)で「20.45」はtwenty forty-five、UK pound(イギリス・ポンド)の「5.30」はfive thirtyのように言うことができます。
dollarの場合は小さい単位にcentを使いますが、他の通貨の場合、以下のようになります。
1 euro = 100 cent
*ヨーロッパでは、euro、centは複数では使わないことになっています。
pound = 100 pence
*penceはpennyの複数形。1ポンドの100分の1は1 pennyで、アメリカドルの1 セント硬貨と同じ呼び方になります!
quarter、dimeといった硬貨の呼び名はドル硬貨特有のものですが、例えば「10.25 euro」を「10と4分の1ユーロ」という意味でten and quarterということもあるかもしれないので、要注意です。
このように、一見簡単なはずのお金の英語も、よく見ると結構複雑な仕組みになっています。あせって間違えることのないよう、自信のないときはやはりこう頼みたいですね。
Could you please write it down?
(クドュープリーズライティダウン/書いていただけますか?)