トラベル英会話/観光・買い物で使う英語

両替・買い物で使うお金の英単語

「数字くらい英語で言える!」と思ってはいませんか?いざ英語でパッと金額を言われると、意外にわからなかったりするもの。ここではお金の英語の基本をご紹介します。

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

トラベル英会話ガイド

最近はクレジットカードの使える場所が増えてきて、海外旅行での買い物もだいぶ便利になってきました。でも、お金を使うときは、両替やおつりなど、まだまだ知っておかなければならないことがたくさんあります。今回は、海外旅行のお金にまつわる英単語をお教えしましょう。

両替で言っておきたいひとこと

atm
ATMは英語でもATM
外国に着いて、まずまっさきにしておきたいのが「両替」ですね。空港の中で、foreign exchangeと書かれた標識を探してください。foreignは「外国の」、exchangeはここでは「為替」という意味です。

「両替する」にはchangeという動詞を使い、現金の場合、窓口でお金を出しながら、こんな風に頼みます。

Can I change this into US dollars?
(キャナイチェインヂディスィントゥユーエスダラーズ/これをアメリカドルに両替できますか?)

クレジットカードで現地の通貨を手に入れるには、ATMを使うか、または窓口でこんなふうに言えば大丈夫。

Can I have 100 dollars with this credit card?
(キャナイハヴワンハンドレドダラーズウィズディスクレディカード/このクレジットカードで100ドルもらえますか?)

両替時は小銭を混ぜてもらいましょう

ここで大事なのは、いくらかchange(小銭)を混ぜてもらうこと。タクシーに乗ったり売店で飲み物を買ったりしたときに、高額紙幣だとおつりがない…!なんていうこともあるからです。

お金をもらう前に、窓口でCan I have some small change?(小銭をもらえますか?)と言ってみてください。ちなみに「硬貨」はcoinでOKですが、「お札」はアメリカではbill、イギリスではnoteとなります。

英語では「おつり」のこともchangeと言います。だから、タクシーに乗って「おつりをください」はCan I have change?または「おつりを取っておいてください」はPlease keep the change.となります。このchangeという語は旅行中結構頻繁に使うことになるので、ぜひ覚えておいてください。

では次に、お金の数え方です。「見ればわかる!」と思っている人が多いかもしれませんが、$5や$10ならばともかく、$10.25といった金額を何と読めばいいか、意外と迷ってしまうのでは? 

$10.25を英語で言える?

penny  
1ペンスではなく1ペニー
海外旅行に出たとき、「数字くらい、英語で言えるはず」と、安心している人は多いはず。でも。金額の言い方には何通りもあり、「アレ?」と思ってしまう人も多いようです。

まず、アメリカを例にとって見ると、dollar(ドル)とcent(セント)という2つの単位があり、1 dollar = 100 centsです。coin(硬貨)には例えばこんなものがあります。

1 quarter(25セント硬貨)
1 dime(10セント硬貨)
1 nickel(5セント硬貨)
1 penny(1セント硬貨)

このほかhalf dollar(50セント硬貨)、1 dollar(1ドル硬貨)などもありますが、とりあえず上記が最もよく使われるものです。これを元に考えると、$10.25は、例えばこんな風に言うことができます。

ten dollars and twenty -five cents
ten dollars, twenty -five
ten, twenty -five
ten and quarter

アメリカのお店で買い物をするとき、ten, twenty-fiveのように言うのが一般的でしょう。この言い方はヨーロッパの通貨などで使うこともでき、例えばeuro(ユーロ)で「20.45」はtwenty forty-five、UK pound(イギリス・ポンド)の「5.30」はfive thirtyのように言うことができます。

dollarの場合は小さい単位にcentを使いますが、他の通貨の場合、以下のようになります。

1 euro = 100 cent
*ヨーロッパでは、euro、centは複数では使わないことになっています。

pound = 100 pence
*penceはpennyの複数形。1ポンドの100分の1は1 pennyで、アメリカドルの1 セント硬貨と同じ呼び方になります!

quarter、dimeといった硬貨の呼び名はドル硬貨特有のものですが、例えば「10.25 euro」を「10と4分の1ユーロ」という意味でten and quarterということもあるかもしれないので、要注意です。

このように、一見簡単なはずのお金の英語も、よく見ると結構複雑な仕組みになっています。あせって間違えることのないよう、自信のないときはやはりこう頼みたいですね。

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