フランスは世界一のワイン大国
ボルドーの有名ワイン、ラフィット・ロートシルトのぶどう畑©Comite Regional du Tourisme en Aquitaine
農業大国のフランスでは、豊富な河川や土壌に恵まれていることからぶどうの生産がとても盛んです。そのぶどうから作られるアルコール飲料といえば、ワイン! ワインなくしてフランスの食を語ることはできません。フランスのレストランや家庭でのディナーにワインは必要不可欠で、時には仕事の合間のランチでワインを飲むことも。そして日常の食事ではもちろん、クリスマスなどの年中行事やお祝いの席にもやはりワインが必ず登場します。
フランスのワインは名実ともに世界一
フランスのワイン生産量は、2007、2008年とイタリアに首位を譲ってきましたが、2009年には4570hlで世界第一位に返り咲きました(イタリアは4550hlで第二位)。世界に名だたるワインの生産地も多く、名実ともに世界一のワイン大国となっています。
フランスには470のアペラシオン(産地)があるといわれています。土地やぶどうの種類、更に年代の違いなどにより、味のバリエーションも無数に存在する……それがワインの複雑さであり、奥深さであり、醍醐味でもあります。一度知ったらもっと知りたくなるワインという飲み物。フランスでワインを飲まずして帰るなんて、もったいないですよ。
フランスにおけるワイン
スーパーのワインコーナー。世界中のワインが揃っている
フランスでワインといえば、やはりフランス産のワインを飲む場合がほとんど。フランスのワイン売り場では、約90~95%を国産ワインが占め、残りが外国のワインという風に構成されています。外国のワインは、イタリア、スペインの欧州ワインを中心に、カリフォルニア、メキシコ、チリ、アルゼンチンなどの南北アメリカ、そしてモロッコ、南アフリカなどのアフリカのワインと、世界中のワインが勢揃い。フランスワインなら、価格が2ユーロ代からあるので、それに比べると外国ワインは若干割高。外国のワインを買う時は、その国の料理にはその国のワイン、と外国料理に合わせて飲むという場合が多いようです。