どこで・誰と・どのように暮らす?
リタイアメントプランニングでは、年金や貯蓄、資産運用など「お金」の話に集中しがちです。でも大切なのは、「どこで・誰と・どのように暮らす? 介護するのは誰? 終の棲家は?」など生活に密着したテーマについて夫婦で素直に話し合い、明確にイメージし、共有することです。特に転居を伴う老後設計では、夫婦の価値観が異なると、「別居」悪くすると「離婚」へ突き進むことにもなりかねません。体力気力共に充実し自由な時間を手にする60歳代のリタイアは、夫だけでなく妻にも生活パターンの大変化をもたらします。この変化を上手にクリアーしなければ、うつ病や主人在宅ストレス症候群、アルコール依存症など精神や肉体に重大な変調をもたらす病気にいたる可能性も少なくありません。定年後を楽しんでいる先輩夫婦の例を、「どのように暮らす」を中心に、いくつかご紹介します。
70歳前半の現役サラリーマン
私の知識を若い人に伝えなければ……。