ベルリン旅行のモデルコース(3ページ目)

12:00　アレクサンダー広場

アレクサンダー広場に到着したら、先ずは記念撮影スポットへ直行です！ 目印は広場中央の世界時計。そのバックにベルリン一の高層建築、テレビ塔をファインダーに納めてパチリ。この2つは旧東ドイツ時代に作られたモニュメントで、アレクサンダー広場は旧東ベルリンの中心地でした。社会主義時代の面影を留める数少ないスポットのひとつです。なお、高さ368mあるテレビ塔はとびきりの展望スポット。ですが、入場待ちの行列ができる人気の観光名所でもあるので、今回はスキップ。

記念撮影の後は、アレクサンダー広場からラートハウス通り（Rathausstrasse）を500mほど直進しましょう。右手にはテレビ塔の隣にベルリンで二番目に古いマリエン教会が見えてきます。森鴎外の『舞姫』で主人公の太田豊太郎とエリスが出会った場所とも言われる、13世紀からの歴史ある教会です。左手に現れるのは赤いレンガ色が特徴のベルリン市政のシンボル「赤の市庁舎」。市庁舎を過ぎて車道を横断すると、次の目的地、ニコライ地区に到着です。

12:30～13:00　ニコライ地区

石畳の通りにクラシカルな家並み、レンガ造りの教会が肩を寄せ合うニコライ地区では、大都市ベルリンから中世ドイツの田舎町に迷い込んだ印象を受けるかもしれません。ここはベルリンでも最も古いエリアで、中心には2本の尖塔が目印のニコライ教会が建っています。ベルリンで最も歴史あるこの教会は、現在は博物館になっています。

13世紀頃からの歴史あるニコライ地区は、第二次世界大戦中に壊滅という憂き目にあいましたが、ベルリン市750周年を記念して、1980年代に旧東ドイツ政府によって復元されました。心和む中世風の町並みの中を散策すれば、そろそろ昼食が気になる時間ですね。地区の外れにあるベルリン一の老舗レストランにこれからご案内しましょう。

＜DATA＞
■Nikolaikirche（ニコライ教会）
見学時間：毎日10:00～18:00

13:00～14:00　ツア・レッツテン・インスタンツで昼食

ツア・レッツテン・インスタンツは、1621年創業のベルリン郷土料理とドイツ伝統料理の老舗レストラン。中世風の外観に、古き良き時代を偲ばせる木製のインテリア、ナポレオンが食事したと伝えられるタイル張り暖炉の席、夏には中庭のビアガーデンなど、雰囲気もパーフェクト！

ベルリン名物の代表と言えば、塩漬けした豚スネ肉をじっくり煮込んだアイスバイン。その他のメインディッシュはなかなかのボリュームなので、軽めの食事ならスープやソーセージがベターです。これにドイツパンが加われば、結構お腹いっぱいになりますよ。

気力も体力も回復したら、観光コースの後半へ。レストランの近くの地下鉄駅クロースターシュトラーセ（Klosterstrasse）から地下鉄2番でシュタットミッテ（Stadtmitte）を目指します。所要時間は約7分で、4駅目に当たります。

＜DATA＞
■Zur Letzten Instanz（ツア・レッツテン・インスタンツ）
営業時間：月～土曜12:00～1:00

14:30～15:00　ジャンダルメンマルクト

ベルリンで最も美しい広場、ジャンダルメンマルクトへようこそ！ 華麗なプロイセン王国時代を髣髴させる広場周辺は、宗教戦争でフランスを追われたユグノー（新教徒）が17世紀に移民として定住したエリア。広場中央にドイツの文豪シラー像とコンサートハウスが立ち、北側にフランスドーム、南側にはドイツドームという二つの教会が鏡像のように向かいあっています。18、19世紀のクラシカルな建築や、オープンテラスのカフェがおしゃれな広場をお散歩しながら優雅な気分を味わってみましょう。