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仕送り0円?頼りの奨学金は計画的に。(2ページ目)

将来の夢に向かい、子供の進学はうれしいこと。でも、最近は親の懐も不安定。そんな中、2010年2月10日に様々な新聞等で掲載された全国大学生協連の学生生活実態調査の結果では、自宅外生の仕送り額0円が1割を超え、奨学金の利用が増えたとおり、学生生活も苦しいことを示しました。いまや学生の生活水準は20年前同等とか。苦しい生活の助けの学金、これが後に返済に苦しむことにならぬようにしたいものです。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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貸与6万円。返還のリスクは?

奨学金は確かに低金利ですが、返す計画も立てなくてはいけません。

奨学金は確かに低金利ですが、返す計画も立てなくてはいけません。


 
日本学生支援機構などからの、1つの機関で奨学金を申し込んだ場合です。大学4年間、毎月5万円程度の奨学金貸与を受けられた場合、1種(無利子)で毎月返済は13,600円(180回15年払)。2種(有利子・3%が上限)では毎月返済16,769円(180回15年払)。収入から負担無く返済できるようにと長期間返済、低金利と配慮されていますが、初めてのお給料から返済していくのは難しいかもしれません。

また、希望額に達せず、2,3の機関から貸与を受ける方もいるようです。できるかどうかは期間の規則により異なりますが、そうしてしまった場合、返済先が増えるので、一層返済負担が増えていきます。

シュミレーションでは日本学生支援機構の2種(有利子)に6万円前後の設定が無かったので、比較するのに5万円で計算しましたが、金額が増えれば、返済の負担も増える、ということは意識しなくてはいけませんね。

なお、日本学生支援機構では、奨学金返還のシュミレーションをすることができます。ご興味のある方は試してみてください。
http://simulation.ikusys.jasso.go.jp/simulation/index.action

卒業後、奨学金の返還ができなくなったら?

卒業して働き始め、奨学金の返還をし始めても、失業、病気など予測し得ないことで返還が困難になる場合もあります。そういう場合は、放置せず、貸与を受けた機関に相談してみましょう。日本学生支援機構では「返還の猶予」という制度があります。

ただ奨学金は、返還されたお金を財源として、次の学生に貸与されていきます。その流れがうまくいかなくなると、学業を受けたい学生が、学校に通えないことも起こりうります。
卒業後は、きちんと返還していきたいものです。

そして、奨学金の貸与を受けるときは、仕送りの額、アルバイト(このご時世、難しい場合もあるかもしれませんが)の収入金額を考慮して、貸与を受ける金額もきちんと考えていきましょう。

 

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