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より薄く!進化したNECのVALUESTAR N(2ページ目)

NEC・VALUESTARの春モデル中、人気が高いのが、20型の VN770/WG6。デザインもより薄く変更された実機を検証しました。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

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DVDやブルーレイなど、映像再生機能はどうか

テレビ機能は、地上デジタル放送チューナーを内蔵。録画可能時間は、「ダイレクト」でハイビジョン放送番組を約123時間、「ファイン」で2倍の約264時間、「ファイン」で4倍の約528時間。あまりオススメしませんが、720x480ドットへの圧縮(ロングモード)による約1057時間も可能です。これらはもちろん、HDDの空き容量により上下します。

Blu-ray Discコンテンツの再生ですが、VALUESTAR Wに搭載されている「彩りプラス」機能が搭載されていないため、コンテンツによりますが、映像は全体に赤っぽく、暗いところはつぶれがちです。画質調整で、一定程度は改善することができます。

スピーカーは、出力3Wが2基。パソコン向けとしては標準的なもので、細かくいえば、やや中音域が抜けた印象です。


パソコン電源オフの状態でも給電できるなど、
使い勝手に細かい工夫あり

NEC製品に限りませんが、電源をオフにしたい時にキーボードや本体の電源ボタンを押すと、標準ではスタンバイ状態となります(オレンジ色のボタンが点灯)。完全に電源をオフにするには、スタートボタンから行う必要がありますが、スタンバイの状態のまま一定時間おくと、自動的にシャットダウンします。

NEC独自の、パソコン電源オフの状態でも給電できるUSBポートは今回も搭載。向かって左側のポートがそれに当たります。このポートを使えば、iPodなどを充電するために、わざわざパソコンの電源を入れておく必要はありません。

オフ時に給電できるUSBポートには電源マークが描かれている

オフ時に給電できるUSBポートには電源マークが描かれている


Windows 7での改良により、スタンバイからの復帰は非常に速く、ログイン画面があらわれるまで5秒もかかりません。いまだWindows XPを求めるユーザーは多いようですが、スタンバイからの復帰は約半分の時間でOK。これだけでも、Windows 7に移行するメリットがあるでしょう。


「どれを買えばいいか迷ったときに最適」なパソコンの筆頭格

Nシリーズは着実に進化しており、性能面でもVALUESTARの「主力」にふさわしいものとなっています。省スペース志向、テレビとして使いたい、Blu-rayコンテンツを楽しみたいなど、幅広いユーザーに合ったモデルです。「迷ったときに最適」な機種の筆頭格と言えるでしょう。

NEC VALUESTARの2010年 春モデルが登場

VALUESTAR N VN770/WG6W PC-VN770WG6W


【関連サイト】
NEC:VALUESTAR N

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