通じるフランス語を話すために~発音と文法の注意点

フランス語は想像以上に難しい!

フランス語は想像以上に難しい!

実際の会話例を紹介する前に、発音と文法に関する注意点をいくつか挙げておきます。前にも書きましたが、日本人がフランス語で最も苦労するのが発音です。それは、フランス語には日本語にない発音があるからです。全てを挙げるとキリがないので、代表的なものを挙げると、「R」と母音。

■「R」と母音
「R」はローマ字読みで「ラリルレロ」と読みがちですが、実際のフランス語では「ハヒフヘホ」に近くなります。例えば、perrierという飲み物があります。日本語ではしばしば「ペリエ」と表記されますが、ペリエとオーダーしても通じません。実際は「ペヒエ」に近い発音になります。

次は母音。millefeuillesというケーキがあります。日本語では「ミルフィーユ」と呼ばれていますが、お菓子屋さんでミルフィーユと言っても面白いほど通じません。実際は「ミルフォイユ」に近い発音になります。

■男性名詞/女性名詞

それから、私たち日本人が発音の次に悩まされるのが、フランス語文法における男性名詞/女性名詞です。男性名詞につく一つという冠詞はun(アン)、女性名詞にはune(ユヌ)になります。冠詞がわからなくても、通じればイイじゃん!と思うかもしれません。しかしこれが、いくら名詞のほうを正しく発音しても、冠詞を間違うと通じなくなってしまうのです。

例えば、Baguette。長いフランスパン、バゲットですが、女性名詞であるバゲットにアンをつけてしうと、え?と聞き返されてしまいます。フランス人の中では冠詞と名詞は常にセットで考えていて、バゲットは「ユヌ・バゲット」であって「アン・バゲット」ではないからです。とはいえ、全ての名詞の性を覚えるのは不可能。アンかユヌで迷った時の裏ワザ(逃げ道?)をお教えします。
  • スペルの最後が「e」で終わる名詞は女性であることが多い(もちろん例外あり)
  • アン/ユヌを小さめに言いながら(つまりはごまかしながら)、一つという意味の親指を立て、名詞を大きく言う
フランスでは、ものをオーダーする時、いくつ必要かを伝えるのがとても重要。アン/ユヌなしで言うと必ず「いくつ?」と聞かれます。言わない場合1つに決まってるのに……などという日本人的な固定概念は捨てて下さい。

以上を踏まえたうえで、これだけはフランス語で言いたい、基本のサバイバルフランス語をご紹介していきます。ちなみに発音は、なるべく通じやすいように現地の言い方に近いカタカナを選んで表記しています。

※文中の(e)は、女性である場合。"Je suis japonais(e)"という文だと、japonais(ジャポネ)は男性、japonaise(ジャポネーズ)は女性になります。