春の神戸で、世界一の朝食とスパを満喫する(3ページ目)

三つ星レストランからの贈り物、「世界一の朝食」

中庭にあるダイニングカフェ・イグレック。滞在客だけでなく、近隣から朝ごはんだけ食べにくる人も見かけました

こちらの朝ごはんに冠された「世界一」の称号……実はもともとスモール・ラクシャリー・ホテル協会がフランスの三ツ星レストラン「ラ・コート・ドール」の朝食に与えたもの。

総支配人・総料理長である山口　浩氏

神戸（六甲アイランド）にあった「ラ・コート・ドール」の海外唯一の支店の日本人シェフを勤めた山口 浩氏が、2000年に「神戸北野ホテル」を開業した時、師である故ベルナール・ロワゾー氏がその朝食スタイルと味を再現することを正式に認めたのだそう。

こうしてフランスの本店以外で唯一「世界一の朝食」を楽しめるオーベルジュが日本に誕生したのです。

それでは「世界一の朝食」の詳細をご紹介

ホテルの中庭に位置する「ダイニングカフェ・イグレック」の席につくと、最初にカフェオレとグレープフルーツジュースがサーブされます。このあたりまでは普通にホテルの朝食です。

信じられます？これ一人分なんですよ！

その後、ふっくら柔らやかな大粒のプルーンの皿盛り、季節のフレッシュフルーツ、ヨーグルト、籠にたっぷり盛り込んだ自家製のパン、栗の蜂蜜や日替わりのコンフィチュール（ジャム）が目の前に次々と並べたてられます。

さすが世界一の朝ごはん、量も内容もゴージャス。

半熟卵の黄身の色。あまりの濃厚さにパチリと

さらに間髪入れず、次に小粒のタピオカをアプリコットやレーズン、オレンジピール、ヴァニラビーンズなどと一緒に炊いたタピオカ・オーレが。やはりこれも甘めの味付け。

でも実は普段はまったく朝食を取らないガイド。この量を朝食で食べるなら、今日の昼ごはんはいらないと思い始めます……。

野菜やフルーツをたっぷりつかったミックスジュース。苦しいくせにあまりの美味しさに思わず「おかわり！」

さらにジャンボンブラン、濃厚な黄身を持つ地鶏の卵を使った半熟たまご、日替わりのフレッシュジュースが何種類も運ばれ、愕然とするガイド。

気がつけば目の前のテーブルが朝食でいっぱいに！

敷かれたクロスが見えません！

次々とお皿が増えていくのにつられ、普段では考えられないほどの量を食べて胃袋がパンパンに。あまりの苦しさに焼きたてパンを全種類たいらげることだけは泣く泣く諦めました……。

でもお昼前には「ケロリ」。素材や調理法が良いのでしょう、すんなりと消化してしまいました。遅めの時間ではありましたがこの日のランチもやはりダイニングカフェ・イグレックで完食。それもあっさり消化できました。

「神戸北野ホテル」、ガイドの感想は……

ホテルのオリジナルグッズや自家製のコンフィチュールはホテル向かいのショップで購入可能

たった一泊でしたが、こじんまりと落ち着けるスパで体の外側から癒され、世界一の朝食で体の内側から活力チャージされ、とても充実したひとときを過ごせました。満足度はかなり高めです！

宿泊プランの種類が豊富で、お値段もかなりお得に設定されているので行くときはぜったいに利用しましょう。
ガイドは今回、つい気後れしてディナーに参戦しなかったので、次は複数人で来て朝・夕食付プランにトライしたいです。

これからますます遠出が楽しくなる季節。観光スポットも多いし、お買い物も楽しいし神戸ってば、とってもオススメですよ。ぜひお出かけになってみてくださいね。

■神戸北野ホテル　DATA
・所在地：神戸市中央区山本通3丁目3番20号
・ＴＥＬ：:078-271-3711
・宿泊基本料金：ダブル　￥30,030～
・ホテルURL:http://www.kobe-kitanohotel.co.jp/
・オンラインショップURL:http://www.1909.jp/