デザインのスペシャリストとして幅広い活動をされている西さん。 |
【 プロフィール 】
西 佳宏 (にし よしひろ)
グラフィックデザイナー&プランナー
現在、ホームページデザインの基礎教材の販売と、教材購入者への生涯サポートを実施中。
座右の銘:チャレンジ精神
主な活動実績
●メインサイト:ホームページSOS
●サブサイト:twitterを集客メディア(ビジネスツイッター)に育て上げる実践行程全部見せます!
●無料メルマガ:西 佳宏のインターネットメディア使いこなし講座
売れるサイトとは、記憶に残るサイト
ガイド:西さんはグラフィックデザイナー歴30年と言うことですが、アフィリエイトサイトにおけるデザインとはどのようなものだとお考えですか?
西:
そうですね。アフィリエイトは仲介するだけなので、簡単だと思われている方が多いでしょうが、デザイナーと言うより広告屋の視点から言わせてもらえば、お伝えしたいことはたくさんありますね。
まず、アフィリエイトにおいては、クリックしてもらってリンク先へ行ってもらわないことには、売上が立つための「購入する・しない」の選択肢にさえも出会ってもらえない訳ですが、このクリックしてもらう誘導文の書き方ができていないだけでなく、もっと大きなサイトの作りが出来ていない方が多いのです。
ユーザーがサイトを訪れる目的は、決して買物が目的では無いと言うことさえ気付いていない方がいますね。買いたいものが決まっていたら楽天やビッターズのようなモールへ行きますよね。
それなのに商品画像をベタベタ並べてみたり、バナーだらけにしてみたり、商品名のテキストリンクを並べているだけのサイトを見かけます。ネットショップと混同しているのでしょうが、ネットショップとアフィリエイトサイトは全くの別物です。
ネットショップはカートを置いて、サイト内で決済しますよね。ですから商品画像や詳細なデータ類も必要になりますが、アフィリエイトサイトを似たような作りにした場合、一見親切なように見えますがリンク先で同じものをまた見せられるわけです。
ですから、商品の詳しい説明はリンク先である販売店のセールスページでしてもらえるのですから、アフィリエイトサイトの誘導文は全く違う切り口でないといけないのです。
ガイド:
何か複雑ですが、具体的にはどう言うことでしょうか?
西:
単純に言うと、一度来てくれたユーザーの記憶にのこるサイトを作ると言うことですね。またはお気に入りに入れてもらえるようなサイトと言うことでしょうか。まず例えばコスメのサイトを作ったとしましょうか。どんな記事をアップしようと思いますか?
ガイド:
そうですね、流行りの商品や先取りの情報を載せますね。そして、その商品を活かすためのメイクのテクニックなんかも載せるかもしれません。
西:
さすがですね。ユーザーが求めているのは情報なんですよね。他の人から遅れたく無い、さらに一歩先へ行きたい。だから情報を収集しているんです。
アフィリエイトする商品の情報は、メーカーのサイトへ行けば溢れる程のっていますよね。そこから取って来た情報の要約や比喩が上手くても、オリジナル性に欠けているんです。それよりもデパートや化粧品店へ行ってメイクしてもらいながら知識を仕入れてくればオリジナル情報がつくれます。
ユーザーが持っていない知識を提供することで、「便利なサイト」と言うイメージを持ってもらえたら記憶にのこりますよね。
どうしたら売れるかではなく、どうしたら記憶にのこるか、ちょっと視点を変えてみると、どう言うサイトが生き残って行けるかが見えて来ると思います。
ガイド:
なるほど、記憶に残るサイト、ですか。ちょっと視点を変えるだけで確かにいろいろなことが考えられますね。ではいよいよですが、西さんの専門分野のデザインについてお伺いしようと思います。