結婚式の和装は白無垢、色打掛、振袖
結婚式で花嫁が着る着物としては、一般的には白無垢、色打掛、振袖があります。白無垢は、打掛から掛け下、帯、小物に至るまですべてを白で統一する衣裳のことを言います。遠目から見ると白無地のように見えますが、鶴や亀甲、鳳凰などおめでたい柄が織られており、織り柄により微妙に表情も変わります。華やかさで披露宴に人気の色打掛 |
このところ人気が高いのは黒の引き振袖。黒地に鮮やかな模様を施したもので、クラシカルな雰囲気が漂います。黒の式服は明治時代後期の花嫁衣装として多く用いられたもので、現代にはその姿が新鮮に映るようです。
花嫁ヘアの定番は文金高島田
和装の花嫁衣装に合わせる髪型は、文金高島田が一般的です。文金高島田は江戸時代には若い女性や遊女の髪型でしたが、明治時代の後期になって次第に花嫁の髪型として定着したようです。この髪型を地毛で結い上げるには長さも必要、時間もかかるとあって、ほとんどの場合、かつらを用います。かつらはいくつかのサイズがあり、その人の顔の形に合わせて選びます。かつらが痛いという話もありますが、自分に合ったサイズを選ぶことで痛みはだいぶ軽減されるようです。ちなみにかつらの重さは500g前後くらい。かつては1kgくらいありましたが、最近のものは軽量化が図られています。
洋風アレンジがトレンド
以上が一般的な和装についてですが、最近では洋風にアレンジしたスタイルが人気となっています。オーガンジーをあしらった軽やかなドレス感覚の打掛なんてのもありますし、神田うのさんが自身の結婚式で着ていたフリルの飾りのついた白無垢と綿帽子もアレンジスタイルの一つでしょう。とはいえ、アレンジした和服を選ぶのは、まだそれほど多くはないよう。人気があるのは、ヘアスタイルの洋風アレンジ。地毛でアップスタイルにして、大輪のコサージュをひとつボン!と飾るのが流行っています。もちろん、メイクも洋風で。
神前挙式をしたいけれど二の足を踏んでしまうという人のなかで、文金高島田が似合うかどうか不安……という声が少なからずあります。そんな人に洋風アレンジのヘアメイクはかなりおすすめ。なんとなくクラシカルな雰囲気も醸し出せ、大人の花嫁にも似合うスタイルといえるでしょう。
結婚式のスタイルや装いは時代とともに変わっていくもの。結婚式の和装の装いももっとさまざまなバリエーションがあってもいいのかもしれませんね。
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