一般ではキリスト教式が圧倒的な人気

日本の挙式スタイルといえば、神前式、キリスト教式、人前式、仏前式が挙げられます。このなかで最も数が多いのがキリスト教式で65.4%、次いで人前式が16.3%、神前式が15.8%となっています(リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2006」全国平均より)。つまりキリスト教式が圧倒的に人気ということになります。

神前挙式
三三九度など独特の所作も多い神前式。それも敬遠される一因?
挙式人気の移り変わりを見てみると、キリスト教式が一番人気というのはここ10年ほど変わらない傾向。一方、神前式はというと、首都圏では1994年には36.6%の人が行っていたのですが、2006年には14.9%にまで減少。その代わりに、この10年間で神前挙式と同じくらいまでシェアを伸ばしてきたのが人前式で、1994年にはわずか5.4%しかなかったものが、2006年には14.2%にまでなっています。

神前式はなぜ人気がないの?

日本の伝統を感じさせる神前式ですが、なぜあまり人気がないのでしょうか。それは現代女性の顔がかなり洋風化されてきたことに一因があると思います。

神前式といえば白無垢や打掛けに角隠しや綿帽子が定番。でも、このスタイル、現代女性の顔には意外にしっくりこないんですよね。また、文金高島田のかつらをかぶる必要もあり、かつらは重くて痛いというイメージも和装での挙式を敬遠する雰囲気を作り出しているのかもしれません。

さらに、ホテルや結婚式場に作られている神殿は収容人数が40名ぐらいというのがほとんど。となると、親族しか列席することができません。チャペルであれば、最近では50~60名ほどの収容人数のものが多くなっており、友人にも列席してもらえます。自分たちの幸せ場面を友人に見てもらいたいという今どきのカップルにとっては、この点もマイナスになっているといえるでしょう。

※実は、上記のデメリットは「誤解」から生まれた部分もあるのです。神前挙式の常識は実はウソだった!? 興味のある方はこちらの記事をチェック!
神前挙式 常識のウソ

それなのに、なぜ芸能人は神前式を選ぶの?

一般ではあまり人気のない神前式ですが、芸能人にはすこぶる人気があるのです。電撃的な婚約発表?で話題となっている藤原紀香さんと陣内智則さんのカップルも、ふたりの地元である神戸の生田神社で挙式するのではないかといわれていますし、4月に挙式することになった神田うのさんも神前式での挙式を希望しているとのこと。

これ以前にも神前式で結婚したカップルとしては、メジャー入りが決定した松坂大輔投手と元日本テレビアナウンサーの柴田倫世さん(静岡県・三嶋大社)、女優の水野真紀さんと衆院議員の後藤田正純さん(徳島県・忌部(いむべ)神社)などがいます。また、俳優の本木雅弘さんは明治神宮、石原良純さんも伊勢神宮と、枚挙にいとまが無いほど。

なぜ芸能人が神前式を好むのかというと、それはやはり人とは違うスタイルでやりたい、という気持ちがあるのではないでしょうか。いまや一般的となってしまったキリスト教式よりは神前式のほうがなんだかこだわりが感じられるようなイメージを与えられるのが、神前式のいいところだと思います。

また、女優さんの場合、ドラマなどでウエディングドレスは着過ぎてしまったというのもあるのかもしれません。仕事で何度も着たウエディングドレスよりは、新鮮な気持ちになれる和装での挙式がいいというのも、神前式を選ぶ理由のひとつかもしれません。

芸能人の神前式のこだわりは、ホテルや結婚式場の中にある神殿ではなく、街の神社で行うというところ。教会の場合、信者でない場合は「結婚講座」と呼ばれる勉強会に何回か参加しなくてはいけないなど、挙式するにはけっこう大変なのですが、神社の場合は基本的には誰にでも門戸を開いています。ですから、忙しい芸能人でも、簡単に本格的な神前挙式ができるのも、人気の一因といえるのではないでしょうか。

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