最近はゲスト全員に挙式に参列してもらうケースが多いよう。ですから、披露宴が始まる頃には、ゲストもけっこう喉が渇いていたり、お腹が空いていたりするものなんです。それなのに、長々と新郎新婦紹介やスピーチを聞かされるのはつらいもの。
開宴の辞のあと、新郎挨拶&乾杯ぐらいですぐに会食をスタートさせるのもひとつの方法だと思います。この時、主賓の方に乾杯の音頭をとっていただく形を取れば、それほど失礼にはならないと思います(もちろん事前の根回しは必要ですし、相手が形式にこだわるような方だと難しいかもしれませんが……)。
会食がスタートし、前菜が食べ終った頃を見計らって、新郎新婦の紹介やスピーチを。この頃にはゲストのお腹の虫もやや収まり、ゆったりとした気分でスピーチが聞けるはず。厨房に頼んで、次の料理を出すタイミングを少しずらしてもらえば完璧です。
両親への記念品贈呈は中盤に
披露宴も終わりにさしかかり、新郎新婦の両親がステージにしずしずと出てくると、おしゃれだったパーティが一気に浪花節くさくなると思いませんか? もちろん、誤解しないでいただきたいのですが、両親へ感謝の気持ちを表わすのがいけないと言っているのではありません。披露宴の最後に、花嫁の手紙→記念品贈呈という流れが来ると、なんかお涙ちょうだい風な雰囲気は避けられないのではと……(といつつも、花嫁の涙でもらい泣きしたりするわけですが)。
おしゃれな雰囲気を壊したくないのであれば、両親への感謝の気持ちはふたりのプロフィールを紹介したときなどにあわせて行ってしまうといいと思います。ふたりのおいたちを紹介したところで、「ここまで育ててくれてありがとう。感謝してます」との言葉を添えて、両親に花束や記念品などを贈呈。両親にはこの時なにか一言挨拶してもらってもいいかもしれません。
披露宴の時間は2時間30分~3時間が一般的。この限られた時間内で、いかにゲストを退屈させずに、おもてなしするかが、新郎新婦の腕の見せどころというわけです。みなさんもふたりならではの素敵なプログラムを考えてみませんか。
なお、会場の中には、オーソドックスなプログラムを崩すのをいやがるところもあります。また、スタッフが既存のプログラムに慣れているので、順番を入れ替えるとミスが起こりやすくなる、という可能性も大いに指摘されるところです。ですから、プログラムをいじる時は会場スタッフとよく相談のうえ、慎重に進めることが大切だと思います。
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