日本初のJAPANブランド“SAIJO SAKE”とは?
世界に向けてのSAIJO SAKEブランドのロゴ |
日本酒の銘醸地としてはじめて「中小企業庁JAPANブランド育成支援事業」に採択された、東広島の「西条」。ブランド名は“SAIJO SAKE”。そう、JAPANブランドとして、海外に広く知っていただきたいから英語表記なのである。
世界に知ってもらいたいJAPANを代表するSAKEとなった“SAIJO SAKE”。さて、その内容はどんなものなのだろう。
まずは、“SAIJO SAKE”を名乗るための制度と認定基準を見てみよう。
【西条産地呼称清酒認定 制度】
西条酒造協会(10社の蔵元加盟)では、西条でしか出来ない高品質の酒づくりをめざし独自の認証基準をつくっています。この厳しい審査基準をクリアーし、麹のうまみを活かした、吟醸酒及び純米酒だけが「西条酒」として、その名を名乗ることができます。
《認証基準》
1、伝統的な広島流の三段仕込みにより製造されたものであること。
2、広島県産の酒造好適米100%使用のものであること。
なお、広島県産の山田錦も含める。
3、会員が管理する井戸水を使用したものであること。
4、精米歩合は吟醸酒は50%以下、純米酒は60%以下のものであること。
5、別に定める審査に合格したものであること。
ふうむ・・・。
「5、別に定める審査」というのがどういうものか気になるところだが、伝統的製法と地元ならではの米と水を使用することが、ひとまず条件のようだ。
しかし・・・・。
では、広島の米と水を使ったら、どうなるの?
ほかの地域の清酒とどう違うの?
地元原料を使い、伝統製法にのっとった清酒造りは、全国どこでもやっているじゃない。
世界にうってでるために最も重要な『この産地から生まれる味わいの個性』というのが、いまいちよくわからない。
(聞けば官能検査があるらしい。これは重要。とはいえ、検査官は、全国新酒鑑評会の審査官による検査だとか。ああ、これでは、飲み手のための官能評価にはならない。残念。)
認定の銘柄には、ボトルの口のキャップシール部分にこのロゴが付く。 |
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