焼酎廃液の処理場まで作っちゃった・・・

黒木さんのすごいところは、実はここから。
尾鈴山蒸留所の建設とともに、焼酎蒸留に生じる廃液処理のためのリサイクル工場を作ったのだ。全国どこの蒸留所でも廃液の処理は大きな問題となっている。この廃液を「飼料」と「肥料」にするシステムを独自に開発したというのだからすごい。

廃液の95%が水分で扱いにくい点や、歩留まりが悪い点など難しい問題をクリアし、有機質肥料「甦る大地」という商品となる。これが焼酎用の作物の肥料として使われ、やがてまたその作物が焼酎に生まれ変わる。また、この肥料や飼料を使って育てられた、地元の農産物、地鶏、豚などは、焼酎のおいしいおつまみになる。
これほど「リサイクル」という言葉が実感としてつかめるお話は、ほかにない。
まさにエコ・リサイクルを実践している

水分が多く加工しにくい焼酎廃液。


飼料は納豆のような匂い。

とうもろこしに廃液をまぜ、菌を培養して、さらに熱で水分を飛ばし飼料にする。熱はソーラー発電。飼料造りの施設には、廃液から飼料を生み出す125メートルの大型施設が5棟ある。

「甦る大地」の飼料を食べている「山林放し飼い」する黒岩牧場の元気な鶏たち。なぜか馬も共同生活している。

畑作業の途中でお目にかかった黒木本店5代目26歳。甦る大地の会のメンバーでもある。土にまみれていても実にカッコイイ青年なのだ。


→「黒木本店リポート その2」に続きます。ぜひご覧ください!



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