酒造りは農業

まるでスコットランドのような風情のある尾鈴山蒸留所をあとにし、次に案内していただいたのは、黒木さん自らが発足した農業生産法人「甦る大地の会」が運営する畑。

有機農法や新しい品種の栽培などにチャレンジしており、現在、点在する芋畑30ヘクタールのほか、合鴨農法を取り入れた米5ヘクタール、温暖で湿度の多いこの土地での栽培は難しいといわれた麦も今は17ヘクタールある。芋や米の畑に3年に一度麦を植えたり、二毛作などでそれぞれ重なりはあるが、だいたいの栽培面積の数字だ。

違った作物を植えることは、病気になりにくい土壌を作ることにもつながる。10年後には、芋畑をもっと集約させたいと、畑を見る黒木さんの目はとても温かい。

「酒造りは農業」とおっしゃる黒木さんの考えがみごとに実現化している高鍋と尾鈴山の地。ここから生まれる焼酎には、この土地の風土と人の知恵と技術と温かみがたっぷり凝縮されているのだ。

昨年より合鴨農法を始めた。ただいま休憩中の鴨ちゃんたち。

鴨が入った稲は、確実に元気に育つのだとか。

もちろんここも有機JAS認定の田んぼだ。

こちらは黄金千貫の畑。

黄金千貫の葉っぱには、赤い筋が見える。

こちらはジョイホワイト。