日本酒/おすすめの日本酒

桑名の久波奈と蛤しゃぶしゃぶで初夏満喫(2ページ目)

「その手は桑名の焼き蛤」「桑名の殿様、時雨で茶々漬け~♪」などで知られる三重県桑名で、地酒「青雲 久波奈」と極上蛤しゃぶしゃぶに行ってきた。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド

ちなみに、蛤ミニ知識

蛤の名前の由来は「山の栗に似ている浜の栗」からつけられたもの。なるほど栗のような形に見える。が、桑名の地蛤はよく見ると「へ」の字型。左右対称ではない。さらに厚みもあってずっしりと重い。殻は、茶色っぽいのや黒っぽいのがより桑名らしいのだとか。

桑名の蛤はずっしり重いが、実はこれ中身の重さ。殻は案外繊細で薄い。碁石になるのは日向産の蛤なんだとか。東国原知事、なぜそれを言わない?とお店の方がおっしゃってましたね。

そして、殻にあるラインで年がわかる。今回、しゃぶしゃぶには3~4年ものを、焼きハマには7~10年ものを出していただいた。年を経たものはやや硬いかな。

マッチの大きさと比べるとわかっていただけるだろうか。左二つが7年~10年ものだ

まるで蒸したような焼きハマ。奥の爪楊枝と比べてみて

殻の内側に残る小さな貝柱もさくっとした歯ざわりで美味しい。これを取る方法は、貝柱がついている部分の外側を同じ貝で擦るやり方。こそげるときは同じ貝殻で外側からすっと滑らせるときれいに取れる。

ふむ、なるほどきれいに取れることはわかったが、なぜ、擦ると取れるのか? 「なんででしょう? たぶん摩擦熱では?」とはお店の方のお答えだったが、これは答えになってないねぇ~。だって「熱」なら鍋に入れて温められている時点で取れてもいいわけだからね・・・。不思議だ・・・。

蛤しゃぶしゃぶコースは7,000円。とはいえ、入荷によって変わるので時価になる。この日、大蛤の焼蛤をいただいたり、お酒をいただいたりで、一人13,000円ちょっと。満足できる内容だと思う。この蛤ほか、白魚料理やうなぎ料理もかなり魅力的。これからが旬のハマグリ。ぜひ一度お試しを。

最後はこれ、雑炊で決まり

わがまま言ってうどんも作ってもらう。上品な出汁でいくらでも入る


「割烹季節料理 日の出」
   三重県桑名市川口町19番地
   電話 0594-22-0657

「後藤酒造場」(ネットショッピングも可) 
   三重県桑名市赤尾1019
   電話 0594-31-3878


【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で人気の日本酒を見るAmazon で人気の日本酒を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます