ちょっと待ったぁ!「あおちゅう」はそれだけじゃない!!

ラベルの脇にちゃんとお名前が・・・。
「あおちゅう」が3種類あることだけで驚いてはいけない。

実は「あおちゅう伝承」「あおちゅう」「青酎池の沢」には、それぞれ3人、7人、1人の造り手さんがいらっしゃるのだ。

つまり、同じラベルで「伝承」が3種、「あおちゅう」が7種、「池の沢」が1種存在するということ。本格焼酎は造り手の違いで微妙に味わいが変わってくるので、そうなると、実に「あおちゅう」は11種の味わいが存在することになる。
ひえ~~っ。

反対側にはナンバリング。
ちなみに、今回私が飲んだのは「奥山喜久一」さんの「あおちゅう伝承」。
おまけにこの「伝承」、2008年の仕込みで、300本中196本目というナンバリングもされている。
300本って、す、すくなっ。
これは自ずと希少価値が高まるというものだ。

さーらーにー。
「伝承」にはもう1つ種類があった。
「あおちゅう伝承・紅東」がそれだ。 普段は「黄金千貫(こがねせんがん)」を使うが、これは、皮が紅色の芋「紅東(べにあずま)」を使用したスペシャルバージョンである。

こちらは、草花や野菜のような青々とした香り、まるでハーブのような香りがふうわりと漂う。紅色の表皮のせいだろうか。黄金千貫で造ったものより、ひとまわり骨太で、しっかりとしたコクがあり、やや飲み応えあるタイプに仕上がっている。紅東は島外のものも使用とのこと。

真ん中が「あおちゅう伝承」、右が「あおちゅう伝承・紅東」だ。

ラベルは一緒だけど、裏に「紅東」と小さく書いてある。

こちらの「伝承・紅東」は「浅沼キミ子」さんが造られたもの。2007年仕込み。


さあ、青ヶ島の芋焼酎。簡単ではあるが全貌がお分かりいただけただろうか。 一言で「あおちゅう、飲んだよ」といっても、3つのうちのどれ? で、誰の作品? 芋はどっち? ・・・とこう聞かなければいけないのだね。

う~む、ちょっと複雑な感じはするけれど、これがまた南洋の孤島の伝統酒「島酒」のありかたなのだ。微妙な味わいの違いを飲み比べするのも一興ですな。

「東京愛らんど」で購入可能。島の食材を使ったレストランもある。

先日「島酒セミナー」やらせていただきました。



<おまけ>


青ヶ島のさらに南、小笠原の「ラム」。
これはなんと1997年生の17年もの。

まろみがあってなめらかでとても気品ある味わいのラム。マジうまでした。
若いものは「東京愛らんど」で購入できる。
300ml 1,000円。




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