知らなかった、福井にワイナリーがあるなんて
白山系の山々に連なる経ヶ岳の丘陵地に広がるブドウ畑と小さな醸造所が「白山ワイナリー」。ここは、なんと、「やまぶどう」を主体にしたワイン造りに力を入れている全国でも珍しいワイナリーなのだ。オープンは2000年。
やまぶどう。ばらばらと実がつくのが特徴だ。(=左) 最近注目の「小公子」という名前のぶどう。(=右) |
もともとこの地に自生していたから。
その地に定着しているものならきっといいもの。それを活かしたお酒を造りたかったから。
そう答えてくれるのは「白山やまぶどう農園」の谷口社長。
ワインの勉強&仕事をして今年で20年のワタクシ友田であるが、「やまぶどうには、オスの木とメスの木があって、受粉は風に乗って自然に行われる」ことをはじめて知った。
うっそ~。
そのせいで結実の確立がぐっと少ないのだとか。
それでも、古来より唯一日本で育った自生の山ぶどうを使ってワイン造りをするのが、この白山ワイナリーの姿勢なのだ。
やまぶどう100%のワインは樽熟成とステンレス熟成合わせて3000本ほど。樹齢もまだ若いので、今からが楽しみといったところだ。
スタイリッシュなデザインのやまぶどうワイン(赤)
750ml 2,650円
山ぶどうや交配品種を使用した赤、白、ロゼ。
見てこの濃い色合い!