なんと重要文化財にお住まいなのだ!!
「今西家書院」は、ながく興福寺大乗院家の坊官を努められた福智院氏の居宅を、大正十三年に今西家が譲り受けたもの。一説には大乗院の御殿を賜わり移建したとも伝えられている。昭和十二年八月二十五日、京都の二条陣屋、大阪の吉村邸と共に民間所有の建造物として初めて国宝の指定を受けた。江戸時代に一部改造が行われているという理由で、戦後、重要文化財となったが、銀閣寺の東求堂と同じく室町中期の書院造りの最も古い遺構を残しているといわれているもの。昭和十三年には柱全部に根継ぎを施し、北側庇及び屋根の葺替えが行われた。昭和五十三年九月から五十五年四月まで大規模な解体修理を行い、現在に至る。
書院造りは上段・中段・下段と部屋に段差が設けられ、柱の面取りが室町時代の特色をあらわしている。
お部屋から見たお庭。真夏なのに涼しい風が。 |
屋根や柱、扉など書院造りの正式な形が見える。 |
この重要文化財に住んでいらっしゃる(!)今西社長にうかがえば、メンテナンスが大変だということ、重要文化財に指定されると一般公開の義務があること、国からの補助はかなり少ないこと、などなどをうかがった。
「もし、お宅が指定を受けられると国から言われても、ぜひ丁重にお断りされたほうがいいですね(笑)」とのこと。はい、もしそうなったら、絶対にお断りします。
これが重要文化材にお住まいの今西さんのお顔だっ! |
■今西家書院
奈良市福智院町24-3
・電 話:0742-23-2256
・見学時間:午前10時~午後3時30分受付 午後4時終了
・定休日 :月曜日 別途 夏期・冬期休暇あり。(詳細は、お問い合わせ下さい)
・見学料金:350円、高校生以下・シルバー(70歳以上)300円
春鹿見学の際には、そば粉100%の「蕎麦処 玄」へ
そば粉100パーセントで作る腰のある蕎麦。お酒は春鹿の「超辛口」をいただく。辛口という名前だけど、滑らかな舌触りでまろみがある。蕎麦の風味と良くあって美味。夜は貸切にも出来、蕎麦懐石をお願いできるとか。
■「蕎麦処 玄」
住 所:奈良県奈良市福智院町 23-2
電 話:0742-27-6868
営業時間:午前11時半~午後2時、午後6時~午後9時
定 休 日:土曜、日曜、月曜
・せいろ蕎麦 1000円
・田舎蕎麦 1000円
・やまかけ蕎麦 1200円
・おろし蕎麦 1200円
・蕎麦団子 400円
・純米吟醸酒(1合)
・春鹿純米大吟醸酒(雫酒) 2000円(オリジナル)
・春鹿純米大吟醸酒(斗びん囲い) 2500円
この日飲んだのはこれ。
1800ml2,625円。720ml1470円。
飽きの来ない味わいが魅力だ。
■「春鹿」オンラインショップはこちら。