さて、温まったところで『湯屋』を出てもう一休み。ここまでくればスッピンでも恥ずかしくありません。でも、女性なら浴衣ははだけずきっちり着ましょう。男性もあんまりだらしないのはいただけません。お風呂上りなのに不潔に見えます。ここで気を抜いては江戸っ子の恥というものです。
不潔といえば、気になるのは、大きな館内を裸足で歩くこと。お風呂に入ってない足も水虫君の足もみんな裸足で歩きます。ぞうりやスリッパはありません。お風呂上り、なんとなく気になって落ち着きませんでした。まあ、神経質といえばそれまでなのですが、ね。
ここは縁日のヨーヨー吊りや綿菓子屋さん、射的のようなものがあり、この時間(深夜1時)でもちょこっとお客さんがいて、やはり従業員の方がそれっぽく相手をしてくれます。が、いずれこのコーナーはなくなるのではないかと思われます。やっぱちょっとしょぼい。。。
また同じ2階にある『郷土料理 南部屋銀兵衛』は深夜2時までとパンフに書いてありますが、なんだか静まり返っている様子。貸切専用の料理屋だからでしょうか(ちなみに2回目に来たときは9時頃だったのでワイワイ宴会している人たちがいました)。このあたりは『ラクーア』のほうが元気で充実しているといえるでしょう。
さて、もうこんな時間。あともうひと風呂浴びて温まってから終了と決めふたたび湯屋へ。もちろん真中の天然温泉に入ります。
「次回は今回体験できなかったところを十分に堪能するぞ」と心に誓いフロントで精算して外へ。あまり飲み食いできなかったとはいえ一人6,000円程度。これで調子に乗って飲んだり食べたり、おまけにマッサージなどしたら一人8,000円~15,000円といったところでしょう(もちろんこれに入館料が加わります)。なんせ『岩盤風呂』は25分1,000円、『砂風呂』15分1,500円、『足裏マッサージ』20分2,200円、『あかすり』30分4,000円、『全身マッサージ』40分4,000円なのですから。さらに、無料休憩所もありますが、『上番休息所』は2時間ワンドリンクで1,000円なので、やはり入館料2,700円だけではすみそうにありません。温泉で開放されるのは体だけで、お財布のほうはちょっぴり緊張感を持って挑みたいものです。
夜中2時。なかなかこないタクシーをじっと待っていると雨が・・・。ああ、なんだかまた寒くなってきたなあ、とな~んにもない未来都市のような景色を眺めながら、都心の露天風呂を後にしました。