原料は「玄米」。清酒のように「米麹」を使わず「酵素」により糖化させ、「清酒酵母」ではなく「ワイン酵母」で発酵させるという。
米を使っているし、清酒の製造方法がベースとなるが、精米作業や、製麹、三段仕込みなどの手の込んだ作業を必要とせず、玄米を糖化したあと、ワイン酵母でアルコール発酵を行う、どちらかといえばワイン醸造に近い造り。
【朝霧シャイン】

日本酒のようだけど、ワインのようでもあり・・・。
見た目も、どうです、日本酒のようでもありワインのようでしょ・・・。赤と白があるし・・・。でも『玄米』と書いてある・・・。酒税法上は「その他の雑酒2」・・・。
ウムムム・・・、悩む。だって味の想像が出来ないんだもの。
これは飲んでみるしかないと、早速キャップシールを開封してグラスに注ぐと、外観はワイン。香りはもち米の蒸したような感じと果実香で清酒っぽい。
さらに悩む。。。

【夕焼けロマン】

『朝霧シャイン』と名付けられた白の味わいは、清酒の生酒のようなさっぱりすっきりとしたソフトな感じ。
『夕焼けロマン』
と名付けられたロゼ(かな?)は焼き餅やお団子のようなぽってりとした優しい甘味と焦がしたような香ばしさが後味に残る、少しコクあるタイプ。どちらもアルコール12パーセントでワインと同じだ。
すっきりした造りにしているけど、玄米のデンプンからくるアミノ酸が豊富で意外にしっかりした味わいに思える。ちなみに、ワインバーのカウンターで、日本酒メーカーの人にブラインドでお出ししたら、「ううーん、水で割った味醂か」という答えが返ってきた。

これでなんとなく想像できたでしょ。

『朝霧』無農薬有機玄米で、『夕焼け』は兵庫県龍野市産の「むらさきの舞」(紫黒米)を使用しており、赤い色にはあのポリフェノールが含まれている。もちろん玄米のビタミン、ミネラルを豊富に含むというのが最大のポイント。とにかく、コンセプトはナチュラル&ヘルシーのようだ。

さてこの清酒&ワインのヌーベル酒、どんなシーンで飲まれるのだろう。
今流行りのオリエンタル・フュージョンとか、パシフィックリムフーズとか、キャリフォーニア・ロール系とかソーサク・リョーリ系とかカフェ・メシ系とかで「やっぱ、今スロー・フードだよねー」などというテーブルに乗るのだろうか。それとも、主婦が「体にいいから」と寝酒におちょこ一杯というパターンになるのか。
これまた悩むところではあるが、侮ってはいけない。この不思議酒、ワンカップのように、近い将来ぱ~っと花ひらくかもしれないのだから。

大関株式会社 http://www.ozeki.co.jp
0798-32-2111(代表)
玄米ワイン 朝霧シャイン 500ml 630円
玄米ワイン 夕焼けロマン 500ml 630円

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