八壷会(はっこかい)発案のリーデル大吟醸グラスとおすすめ大吟醸を楽しむディナーパーティー。メンバー12社のうち、スタートを最初に切ったのは、高知「司牡丹」だ。題して「田崎真也&大吟醸&リーデル大吟醸グラス『今世紀最高最後の夢の饗宴』」。(参加料一人¥15,000円。大吟醸グラスのお土産付)
2000年12月10日市内城西館の大広間に集まったのは、大吟醸ファン約200名。高知の山海の美味を洋風アレンジに仕上げた料理と、大吟醸のマッチングを、田崎真也氏のコメントとともに、体験するという内容。たとえば、「白身魚のマリネモツアレラチーズとトマト添え スダチ風味」には大吟醸グラスに注がれた司牡丹大吟醸「黒金屋」を合わせてみる。
「白身の旨味とスダチのさわやかさには、デリシャスりんごのようなフルーティーさが生きた黒金屋がぴったり」と田崎氏。また「クエの酒蒸し・酒盗を使った白バターソース和え」には澤乃井「熟成蔵守大辛口1992」(東京)。
「酒盗の独特な熟成した塩辛さとバターの濃厚なコクの料理。これには8年間、蔵で寝かせた濃醇まろやかな酒を」とヴィンテージつきをおすすめする。
わかりやすい説明と料理と酒の相乗効果に一同ビックリ。
さらには、チーズにあわせて枡一本醸造「スクエア・ワン」(長野)や、「栗のムース アイスクリーム添え」のデザートに白扇「福来純 3年熟成本みりん」(岐阜)といった意外な組み合わせに参加者はため息と感嘆の嵐!
実際私も体験させてもらったが、このみりん、まるでホワイトポートワインのように楽しめる驚くべき一品だった。機会があれば改めてご紹介を!
研究し尽くされた大吟醸グラスは、たしかに、吟味して醸された酒の香りと味わいを最大限に生かしてくれることも実感できたし、田崎氏のアイデアで、洋モノにだって日本酒をあわせて十分に楽しめることも経験できた。ちょっとオーバー気味?と思われたネーミングも、世界一ソムリエとリーデルグラスと12種の大吟醸に、まさに、夢心地にさせられたといった雰囲気。
この会、実は、八壷会の地元を次々と回る予定だとか。
第二回目は「田崎真也氏&最高級大吟醸」と題され、福島大七酒造主催で去る2001年1月30日220名を迎えて、大盛況の元終了した。さて、次は、あなたの近くで夢心地を味わえるかもしれませんよ・・・・。情報はこのサイトでね。
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